1~3月期の法人企業統計(速報値)によると、企業の経常利益(金融・保険業のぞく)は前年同期より32・0%少ない15兆1360億円だったという記事。
「減少は4四半期連続で、落ち幅はリーマン・ショック後の2009年7~9月期(32・4%減)以来の大きさ。感染拡大で集客に苦しんだ宿泊や飲食、旅行などのサービス業が59・6%減、販売不振の自動車が50・7%減、車向け部材が減った化学も39・5%減と大きく落ち込んだ。」
7月末に確報値を公表するそうです。
いろいろな報道等を見ると、4~6月期は、もっとひどい数字になりそうです。
同じく、法人企業統計の記事。
企業の短期借入金11.9%増 1~3月、手元資金厚く(日経)
「財務省が1日発表した1~3月期の法人企業統計の速報によると、全産業(金融・保険業を除く)の短期借入金は前年同期に比べて11.9%増え、166兆6019億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて当面の運転資金を確保する動きが広がった。現預金も1.3%増。業績悪化に備えて企業は手元流動性を厚くしている。」
「現預金と有価証券を合わせた手元資金の水準を全産業でみると、平均売上高の約1.9カ月分となっている。」
「全産業の売上高は前年同期比3.5%減の359兆5572億円と、3四半期連続のマイナスとなった。経常利益は32.0%減の15兆1360億円。4四半期連続で前の年の水準を下回った。下げ幅は09年7~9月期以来の大きさだった。」
法人企業統計調査(財務総合政策研究所)
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