日経新聞社員のインサイダー取引事件の調査概要。
容疑者は法定公告のほぼすべての情報を閲覧できるIDとパスワードを与えられていましたが、このID・パスワードはそもそも不正な取引が行われるはるか前の2002年3月に他の部門に移管した「IRチーム」のものだったとのことです。2002年3月以後も容疑者のいた部門の部員の大半が使い勝手がいいという理由でこのID・パスワードを使い続けていたそうです。
このケースは経理に関係するシステムではありませんが、内部統制的にいえば、いわゆるIT全般統制が不備であったということになります。
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