ワイン最大手のメルシャンが、水産飼料部門の不正取引問題で第三者委員会の最終報告を発表したという記事。役員の処分や旧経営陣に対する退職金の自主返納要求も行うようです。
「第三者委員会による調査報告では、常務クラスの役員が不正取引について認識していたと指摘した。また取引の発見が遅れた理由については、キリンによる子会社化でメルシャンに送り込まれた経営陣と、メルシャン出身の経営陣との間で意思疎通が十分でなかった点などを挙げた。」
当社水産飼料事業部における不適切な取引に関する第三者委員会最終報告及び
キリンホールディングス株式会社によるメルシャン株式会社の完全子会社化の合意について(メルシャンのプレスリリース)
報告書は全部で80ページ以上あります。
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