新日本監査法人は、6月30日現在における業務改善計画の主な進捗状況を公表しました。
大きな動きはありませんが、最後の方でパートナーに対する退職勧奨を実施したことが書かれています。
「社員の退職に関する仕組みの構築
確定した社員評価が一定水準以下の社員に対してパフォーマンス改善プランを平成28年9月以降に適用しています。パフォーマンス改善プラン適用後も社員評価が継続して一定水準に達しない場合は、退職勧奨を実施しました。」
少し前の週刊ダイヤモンドの東芝特集の中で、新日本パートナーの大量リストラ(数十人規模)についてふれていました。そのことでしょうか。
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最近買った本より。
「組織というものは人を選びたがる。いわば習性のようなものだ。
それには理由がある。優れた組織をつくるには優れた人材を獲得し、適材適所で処遇しなければならないというのが表向きの理由である。しかし、ほんとうはそれだけではない。選ぶことによって組織の内と外を隔てる壁をつくり、成員に対する権威、影響力を保ち、組織の求心力を維持することができる。
そして、その恩恵は組織だけにとどまらず選ぶ立場の人にも及ぶ。だから選びたいのである。
もっともそれは選ぶ側の論理であり、選ばれる側の個人には関係のないことである。いや、関係がないどころか、はっきりいって迷惑である。...」
監査法人も普通の組織になってしまったということなのでしょう。
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