バーゼル銀行監督委員会が、銀行の金利リスクに対応する規制案を公表したという記事。(日経の見出しでは「国債保有」となっていますが、国債だけが対象ではありません。)
「主要国の銀行が加盟するバーゼル銀行監督委員会は8日、銀行が保有する国債などの金利関連商品に導入する新規制案を発表した。金利上昇リスクに応じ、資本を積み増す共通ルールを導入する案と、金融当局に行政処分などを含む監督権限を与える案の2つを提示。2016年に結論を持ち越し、19年以降に適用する。」
「日銀の試算では、金利が1%上がると、邦銀が持つ債券の価値は約5.5兆円下がる。」
焦点:バーゼルが金利リスクを監督対応へ、それでも規制強化(ロイター)
「日本の金融当局幹部は「将来的には、監督対応となる可能性が高く、邦銀に与える影響は限定的」と話す。
ただ、監督対応になったとしても、市中協議案には、従来よりも厳しい金利リスクへの対応策が盛り込まれた。
具体的には、現在、各銀行が内部モデルで計測してきた金利リスクの計算方式に関し、当局が用意した6つのシナリオで計算しなければならなくなり、銀行の自由度がより低くなる。
さらに、内部モデルではなく、標準的な計測手法を義務付けられ、その結果の開示を求められる可能性も盛り込まれた。」
金融庁のサイトに関連資料へのリンクが掲載されています。
バーゼル銀行監督委員会による市中協議文書「銀行勘定の金利リスク」の公表について(金融庁)
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