金融庁が、JPモルガン信託銀行に対し、証券化を引き受けた不動産の審査体制がずさんだったとして、不動産の信託にかかわる業務を半年間停止するよう命じたという記事。
以下金融庁のプレスリリースからの抜粋です。
「当庁の今般の立入検査等により、当行が受託した信託財産(不動産)の状況や組成内容を検証した結果、適法状態への是正が困難な違法建築、収益還元法等を利用した物件評価の嵩上げ、流動化や開発等に不適の不動産や種地を使った金融取引、信託を導管体に物件を短期売買する租税回避などが多数確認され、現物不動産の実際の価値とは乖離した信託元本又は信託受益権価額、当該受益権の他者への譲渡の承諾、並びに、利益相反の営業が認められている。」
この銀行が絡んだ不動産流動化については、会計処理も再点検する必要があるかもしれません。
JPモルガン信託銀行株式会社に対する行政処分について
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