会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

未就職者が1000人超=公認会計士試験合格者(時事より)

未就職者が1000人超=公認会計士試験合格者

公認会計士試験の合格者のうち、未就職者が累計で1036人に達したという記事。会計士協会が公表したようです。

「・・・特に2010年の合格者1923人のうち、700人が現在も求職活動中。監査法人の採用抑制が直撃した形だ。

 08年以前の試験合格者のうち未就職者は158人、09年の合格者(1916人)のうち未就職者は178人。」

時事通信は、朝日が記事にした会社法の大会社で会計監査人がいない例が多数あるという問題も配信しています。

500社が監査受けず=会計士協会が対応検討(時事)

「日本公認会計士協会は9日、会社法で監査を義務付けられている大会社のうち、推定で500社ほどが監査を受けていない可能性があるとの調査結果を公表した。」

朝日の推計(1万社のうちの1割)とは、だいぶ差があります。500社で監査報酬が1社当たり5百万円だとすると25億円です。大手監査法人の売り上げが1000億円前後ですから、仮に500社全部が監査契約を締結し、そのうちの5分の1を受注できたとしても、売上の0.5%にしかなりません。監査業界の収益という面では過大な期待はしない方がよいでしょう。

もちろん、林原のような粉飾を防止する意味はあるので、協会が働きかけをするのはいいことです。

メディア懇談会開催される(日本公認会計士協会)
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