【スクープ】IRジャパン衝撃の「買収提案書」入手、東京機械の買収防衛でマッチポンプ疑惑(記事前半のみ)
アイ・アールジャパンが、東京機械の買収防衛アドバイザーを務めていたにもかかわらず、買収側のアジア開発キャピタル(ADC)に買収提案を行っていたという記事。
「巨額のフィーを手にしたのが有事対応のアドバイザーの面々である。
買収防衛を得意とする西村あさひ法律事務所の太田洋弁護士、メディア対策のPR会社パスファインド、そして“上場企業の守護神”との呼び声が高いプロキシーアドバイザーであるIRジャパンの3者は、「鉄のトライアングル」で防衛線を張り、赤字体質の東京機械から計5億円近いフィーを得た。
ところが、一連の騒動には、驚愕の裏側が隠されていた。なんと防衛側のIRジャパンのトップが、ADCに対して東京機械買収の提案を行っていたのだ。」
会社は第三者委員会を設置して調べるそうです。
第三者委員会設置に関するお知らせ(ダイヤモンド・オンラインの報道を受けた当社元役員に関する追加調査の実施について)(PDFファイル)
「2022 年 11 月 10 日、ダイヤモンド・オンラインにおいて当社に関連した記事が掲載され、当社の元役員である栗尾拓滋氏(以下「栗尾氏」といいます。)がアジア開発キャピタル株式会社(以下「アジア開発キャピタル」といいます。)に対して、株式会社東京機械製作所(以下「東京機械製作所様」といいます。)の買収提案を行っていたとの報道がなされました。当社は、2021 年9月上旬に東京機械製作所様との間で、アジア開発キャピタルによる同社株式の取得に対する防衛アドバイザリー業務に関する契約を締結し、大規模買付行為への対抗策の導入を含めた各種助言を行ってまいりましたが、それに先立ち、2021 年春頃に栗尾氏が、当時アジア開発キャピタルの代表取締役社長であったアンセム・ウォン氏に対して、東京機械製作所様の株式取得方法並びに買収手法に関する提案を行っていたとの報道内容を受け、当社にて栗尾氏の当時の予定を確認したところ、同時期において栗尾氏がアジア開発キャピタルと接触していた可能性があることを認識いたしました。」
「今回の報道内容並びに栗尾氏がアジア開発キャピタルと接触していた可能性があることを踏まえ、当社といたしましては、当該一連の事象について、東京機械製作所様並びに同社関係者の皆様に対する報告の責務、当社とお取引をいただいているお客様に対する信用、また当社ビジネスにおけるレピュテーションの観点から看過できるものではなく、新たな枠組みにおいて徹底調査を行うべきであると判断いたしました。」