経営者育成では修羅場の体験が語られるが、それ自体が目的化しているという、学者によるコラム記事。
「ここで語られるのは修羅場の体験だ。「座学だけで経営は分からない。現場で厳しさを味わわなければ」。そして体験の場所によく挙げられるのが、国内外の子会社や拠点のトップポジションである。」
「だがポジションに人材を配置さえすれば自動的に経営者になるものでもない。「座学は不要」とばかりに、戦略や財務の基礎もないまま経営職に就かせ、コミュニケーションスキルも磨かずに海外従業員の上に立たせる。」
「不幸にも準備が整わず「体験」に放り込まれた経営人材候補のやることは一緒だ。日本人同士で固まり、常に親会社を向いて仕事をする。こんなトップが数年ごとに入れ替わる子会社には大迷惑だ。」
国内外の子会社の不祥事が多いのも、こういう背景があるのでしょうか。
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事