11月26日に、平成21年公認会計士試験の合格発表がありました。
旧2次試験合格者を除いた数字で見ると、合格者は1,916人(対前年比1,108人(36.6%)減)です。合格率も15.3%から9.4%に低下しています。
合格者を約3分の2に絞ったわけですが、それでも大量の就職浪人が発生することでしょう。
公認会計士試験合格者数が4割減、それでも就職難か
公認会計士2229人合格、08年より4割減る
最終合格者数38%減 09年の公認会計士試験
09年会計士合格者、38.5%減の2229人
この記事によれば「内部統制や四半期決算制度の導入に伴う監査業務の増加に対応する形で07~08年は試験の合格基準を下げたが、今年は元に戻した」とのことですが、余計なことをしたものです。
(補足)
金融庁資料より合格者数の推移を拾ってみました。
(2次試験合格者)
平成7 722(人)
平成8 672
平成9 673
平成10 672
平成11 786
平成12 838
平成13 961
平成14 1,148
平成15 1,262
平成16 1,378
平成17 1,308
(新制度)(短答式試験みなし合格者除く)
平成18 1,372(人)
平成19 2,695
平成20 3,024
平成21 1,916
やはり、2008年と2007年は異常だったようです。合格率もこの2年間は突出しています(15%前後)。また、2006年以前と比べると、今年の人数ですら多いくらいです。
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