会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

近鉄ビルサービスの社員、10億円横領で告訴

近鉄ビルサービスの社員、10億円横領で告訴

近鉄の子会社「近鉄ビルサービス」で、経理課勤務の社員が1年半の間に10億円以上を着服していたという記事。

「同社の銀行振り込みシステムは、利用時に上司のパスワードが必要だが、元社員は17年にシステムが導入されたときの担当者で、チェックのために与えられた仮パスワードを悪用。振込先には自分の口座をもぐりこませ、架空の伝票を作成して上司の決裁を受けていたという。」

IT全般統制の(運用の?)不備だと思いますが、子会社ということでJ-SOXの3分の2基準の範囲外だったのでしょうか。また、預金勘定だけに影響するような単純な不正だとしたら、3勘定(鉄道会社は通常とは少し違うのかもしれませんが)にも入りません。

当社元従業員による不正行為について

当社連結子会社元従業員による不正行為について(PDFファイル)

親会社である近鉄のプレスリリースによれば、「不正金額の過半が当連結会計年度に属しており、前連結会計年度の影響額は240百万円で、その影響は限定的かつ軽微であることから、過年度財務諸表の訂正は行いません」とのことです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事