会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

能登地震、サプライチェーンへの影響にも懸念(東洋経済より)

能登地震、サプライチェーンへの影響にも懸念

能登地震が企業のサプライチェーンに与える影響への懸念があるという記事。

「経済や産業面でも、「電子機器のサプライチェーンへの大きな影響を懸念している」(台湾の電子機器受託製造企業幹部)との指摘がある。北陸には液晶パネルを生産するジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場、東芝の半導体製造拠点やKOKUSAI ELECTRICの半導体製造装置の生産工場がある。電源大手のサンケン電気も石川県に国内最大のパワー半導体製造拠点がある。

ほぼすべての電子機器に使われるのが積層セラミックコンデンサー(MLCC)という電子部品だ。世界シェア約4割を持つ電子部品大手の村田製作所ではMLCCの主力工場のひとつが福井県に所在している。同社では、ほかにも電子部品の生産拠点が石川県や富山県にあり、影響の大きさが懸念される。」

記事によれば、これらの企業も、被害状況や経営への影響は、確認中のようです。

情報BOX:能登半島地震による企業への影響(ロイター)

会計・情報開示的には、適時開示や後発事象が論点になるのでしょう。

この事故も、能登地震の間接的な影響です。

JAL機と衝突の海保機、乗員5人死亡 地震で物資搬送(日経)

「航空機は能登半島地震の被災地支援で物資を搬送するため、新潟航空基地へ向かっていた。」

羽田空港JAL機炎上、会社側「通常通り着陸操作」(日経)

「JAL機の状況について堤正行取締役は「通常通りの着陸操作を開始したところ衝撃があった」と説明した。青木常務執行役員は詳細は確認中とした上で「現状は着陸許可は出ていたと認識している」と話した。具体的な事故原因などについては「運輸安全委員会で客観的にみてもらいたい」と述べた。今後の運航や経営への影響は「具体的には詳細を確認しないとわからない」と説明した。」

(補足)

〈能登半島地震〉自動車サプライヤーにも被害、JDIは破損や漏水 東芝はパワー半導体工場を稼働停止(日刊自動車新聞)

「1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震で、県内に拠点を置くサプライヤーも復旧活動を急いでいる。各社とも3日午前の時点では、工場の稼働を停止しており、工場内の設備点検とガスや重油といったインフラ関連の確認を並行して行っている。通常で早ければ今週にも稼働開始の企業が多いが、各社とも「再開時期のめどはついていない」(ジャパンディスプレイ広報)状況だ。」

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