政府の成長戦略に盛り込まれるベンチャー支援策では、「ベンチャー創造協議会」(仮称)と「後継者人材バンク」(仮称)というのが柱になるという記事。
「今回の施策の柱はベンチャー創造協議会。これまではベンチャー企業そのものに焦点を絞った支援策が多かったが、協議会はベンチャーだけでなく大企業も対象に加え、両者の「出会いの場」とする。大企業との連携をベンチャーの事業拡大につなげるほか、創造力豊かなベンチャーから刺激を受けることで大企業が「ベンチャー化」し、新たな事業分野への進出を促す狙いもある。協議会は、自由な意見交換・交流を行う「サロン形式」で運営する見通し。全国のベンチャーや大企業、経済団体などが業態の枠を超えてイノベーションを模索する。」
他方、後継者人材バンクというのは、「後継者不足に悩む企業と、起業家をマッチングすることを想定」したものだそうです。
当サイトの関連記事(経産省のベンチャー有識者会議報告書について)
経産省の有識者会議で、「大企業も含めた日本経済全体でのベンチャー創造」が論点として挙がっているのと、たぶん対応しているのでしょう。ベンチャー企業に対して、株式上場を目指すルートだけでなく、大企業に買収してもらうという別ルートも拡大するということのようです。技術やノウハウを吸い上げられるだけにおわるというリスクもありそうですが・・・。
有識者会議では、大企業がベンチャー企業を買収する際に、のれんの償却が邪魔になるということで、会計処理についてもふれています。
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