政策保有株の売却2.3兆円、東証再編で最大に 22年3月期(記事冒頭のみ)
2022年3月期の上場企業(金融除く)の有報から日経が集計したところ、政策保有株の売却額が2兆3千億円だったという記事。
「2022年3月期の政策保有株の売却額は前の期より約6000億円多い2兆3000億円となり、開示が始まったここ4年間で最大だった。東証の市場再編に伴う流通する株式の基準変更などが後押しした。」
売却額最大は日産自動車の1700億円(うち上場株は約1500億円)ですが、ダイムラーの全株を売却したことが影響しています。
そのほか、凸版印刷(売却した銘柄数が最も多い)、三菱重工が多かったそうです。
記事によれば、上場企業が保有する政策保有株の時価総額に占める比率は、8.7%(20年度)とのことです。1990年度は3割超あったそうですから、かなり下がっています。
しかし,減る一方ではなく、取得も合計で7280億円あったそうです。