会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「株価が倍になったら100億円」 ソフトバンクの米携帯子会社でCEOが成功報酬契約(産経より)

「株価が倍になったら100億円」 ソフトバンクの米携帯子会社でCEOが成功報酬契約

ソフトバンクグループが、子会社のスプリントのCEOとの間で、成功報酬契約を結んだという記事。株価を倍にできたら、100億円相当の同社株式を受け取ることができるというものです。

「株価を倍にできたら100億円-。ソフトバンクグループ傘下の米携帯通信4位スプリントのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)が株価引き上げの成功報酬として同社の株式を1千万株受け取る契約を結んだことが13日分かった。目標株価の1株8ドルで計算すると、8千万ドル(約100億円)相当になる。」

「・・・1千万株を取得するには、株価が8ドル以上となる日が150日以上あることが条件。8ドルは現在の株価の約2倍に当たる。」

どうしても、スプリントの株価を上げたいのでしょう。

また、この報酬の会計処理も気になります。株式を与えることが確定した日に、その日の時価で計算して、費用計上するのでしょうか。それとも、将来株式を受け取ることができるかもしれないという権利を、今付与したのだから、直ちに、その権利の時価で新株予約権を計上し、費用の方は前払費用として、徐々に費用化しているのでしょうか。(IFRSを調べないと・・・)

ちなみに、こちらの記事によると、ソフトバンクは、スプリント株の株価に3割程度上乗せして、減損テストを行ったそうです。

ソフトバンクはスプリントの減損処理せず、会計基準の違いで(ロイター)(2015年2月)(再掲)

当サイトの関連記事(ソフトバンク2015年3月期決算関連)
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