会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

T・ZONEがKEHDと合併、異例の「親子」逆転

NIKKEI NET:ベンチャー ニュース

T・ZONEホールディングスが親会社である資産管理会社、KEホールディングス(KEHD)と合併するという記事。

存続会社は子会社であるT・ZONEホールディングスの方です。しかも、KEHDとT・ZONEの間は直接の親子関係ではなく、「KEHD→SFCG(旧商工ファンド)→T・ZONE」と、東証1部上場SFCGが間に挟まっています。

企業結合会計基準でいう共通支配下の取引で、しかも逆取得で、少数株主もいるという、頭の痛くなるような事例です。実質で考えて、KEホールディングスが、自社の株式でT・ZONEの少数株主から持分を取得したという会計処理になるのだと思いますが、KEホールディングスは、そもそも今まで連結決算は行っておらず、細かい点はよくわかりません。

証取法上、親会社(このケースではKEHD)の開示が求められるようになったため、それなら自ら上場会社になってしまえばよいということなのでしょうか(上場が維持されるかどうかはわかりませんが)。

当社の親会社である株式会社KEホールディングスとの合併に関するお知らせ
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