日本航空が、日本政策投資銀行など主力取引銀行に対し、2000億―4000億円規模の資本支援を要請しているという記事。「債務の株式化」が軸とのことです。
「最大の債権者の政投銀は日航の要請に協力し、貸倒引当金の積み増しで自らが赤字になる可能性を回避する方針。」
デット・エクイティ・スワップをやれば、引当金を積み増ししなくてもいいように書かれていますが、デット・エクイティ・スワップをやるということは、不良債権に関する損失が実現してしまうということです。したがって、積み増ししなくていいどころか、財務諸表を修正すべき後発事象と考えて、2007年3月期の貸倒引当金を増額する必要があります。増額しなければ、粉飾決算となってしまいます。
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