金融庁が運営する有価証券報告書開示システム「EDINET」に、XBRL言語が2008年4月から導入されるという記事。
XBRLについては、公認会計士協会その他が宣伝しているので、その中身は知られてきていますが、金融庁の公表しているものをみても、証取法の開示に関して、いつから導入なのか、強制なのか、任意なのかなど、肝心のことがはっきりしていませんでした(研究している人は知っていたのかもしれませんが)。しかし、最近になって、パイロット・プログラム参加企業募集や、タクソノミー案公表などの説明文で、XBRLを導入したEDINET新システムが2008年(平成20年)4月稼働予定と明記されるようになっています。
いわゆる「決算・財務報告プロセス」の一番最後のところに関係する技術なので、会計士としては、監査との関係がどうなるのかが気になりますが、具体的なものは思いつきません。
EDINETタクソノミ(草案)の公開について
EDINET再構築に伴うパイロット・プログラム実施のご案内
(これをみると、パイロットプログラムでは「注記、附属明細表等については、従来通りHTML形式といたします」ということなので、注記についてはXBRLではみれない(例えば、会計方針や保証債務残高を自動的に取り込んで会社間で比べるといった使い方はできない?)のでしょうか。)
金融庁における業務・システム最適化計画について
2008年度導入という方針は、去年4月には決まっていたようです。
20年4月からXBRLで有報提出2007.06.11
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