金融庁が、監査法人に対する検査・監督を強化する方針だという記事。
「立ち入り検査の頻度や水準を引き上げる方向だ。企業決算について投資家への注意喚起を高める制度改正も検討する。近く発表する同庁の金融行政方針に盛り込み、有識者会議を新設して議論する。」
「金融庁は、監査法人の不適切会計の見過ごしが絶えないことから、業界の自主規制を中心とする現状では不十分と判断した。金融庁の公認会計士・監査審査会が、独自判断で機動的な検査を行う体制作りを検討する。」
いっそのこと、監査事務所に対する検査・レビューは、金融庁(正確にはその傘下にある公認会計士・監査審査会)に一本化してしまえばよいのでは。その方が検査ノウハウも集約できるでしょう。監査事務所の方は、いきなり金融庁に来られるのは嫌でしょうが、現状でも、大手監査法人や準大手監査法人は、必ず金融庁検査があるので、一本化すれば対応の手間も省けます。会計士協会は、金融庁が検査の対象としない監査事務所のレビューに特化すれば、レビューチームを大幅に縮小できます(会費も引き下げられる?)。
ただし、その場合、米国のPCAOBのように、公認会計士・監査審査会の金融庁からの独立性を確保しないと、政治や銀行行政などの影響で、監査事務所への検査がゆがめられるおそれが高まるでしょう。また、会計監査の経験のない人が、検査チームの責任者というのも改善が必要でしょう。
最近の「会計監査・保証業務」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事