会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

積水化、子会社で不適切な会計処理 損益影響額は10億円(日経より)

積水化、子会社で不適切な会計処理 損益影響額は10億円

積水化学工業の子会社、日本ノーディッグテクノロジーで不適切な会計処理が行われていたという記事。

「積水化が昨年12月に実施した内部監査で判明した。NNTは売り上げ済み工事の原価を未売り上げの物件の仕掛原価に付け替えて費用を繰り延べたり、工事の未完成の段階で売り上げを計上したりするなどして利益を過大に計上していた。不適切な会計処理は2007年ごろから始まったという。」

影響額は累計約10億円だそうです。

建設会社ではよくありそうな不正です。一度やると、翌期は業績がさらに厳しくなるので、やめられずにずっと(7年間)続いてしまったのでしょう。

「積水化学工業」子会社が不正会計処理(NHK)

「積水化学によりますと、子会社の社長を含む複数の幹部が不正に関わったと認めているということで、その1人は「赤字決算が続き、利益の目標に対してプレッシャーがあった」と話しているということです。」

この子会社の会社ぐるみの不正だったということになります。

当社連結子会社における不適切な会計処理について(積水化学工業)(PDFファイル)

積水化学全体からすれば重要性がないのかもしれませんが、売上高65 億円(2014 年3 月期)、従業員102名であり、それなりの規模の子会社です。
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