日本の上場企業が巨額の手元現金を積み上げているという記事。
「最新の届け出に基づく日本の上場企業の手元現金は506兆4000億円と、ブルームバーグのデータによれば過去最高。安倍晋三首相が企業の現金保有を減らすと公約し第2次政権を発足させた数カ月後の2013年3月に比べ、3倍余りに膨らんでいる。」
「ゴールドマン・サックス・グループの試算によれば、日本の上場企業の自社株買いは昨年に発表ベースで約600億ドル(約6兆3700億円)に達した。ソシエテ・ジェネラルによると、配当支払いも今年これまでに8兆4000億円と過去最高に上っている。」
「批評家らは、日本企業が資金を十分に活用していないと指摘する。例えば、ブルームバーグのデータによれば、日本の上場企業が今年発表した企業の合併・買収(M&A)の総額は約950億ドルと、前年同期の約2150億ドルを下回っている。」
「利益から株主に回る部分は緩やかにしか増えず、企業の手元現金は増え続けると大半が予想している。」
金融緩和で供給された資金は、企業が貯め込んでいるということでしょうか。
だからといって、無謀なM&Aに走ったりしないでほしいものです。そもそも、海外企業の買収の場合には、資金は海外に流れるわけですから、国内への還元にはなりません。
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