当社の有価証券報告書等の記載に係る報道について(PDFファイル)
仙台銀行ときらやか銀行を傘下に持つじもとホールディングス(東証スタンダード)のプレスリリース(2024年10月22日)。
有報虚偽記載疑惑について報じた新聞記事をめぐり、事情を説明しています。
「本日の河北新報の朝刊において、当社の有価証券報告書やディスクロージャー誌における業績連動報酬について、記載の相違があったとの報道がなされました。
現在、有価証券報告書の訂正やディスクロージャー誌の修正に向けて、手続きを進めております。
なお、業績連動報酬に係る手続きや処理は、指名・報酬協議会の協議を経て、取締役会で決定するなど適正に行っておりますが、有価証券報告書やディスクロージャー誌に記載する際に、転記を誤ったことが要因です。」
意図的かどうかにかかわらず、事実と異なる記載がなされていれば、虚偽記載でしょう。
また、手続・処理が仮に適正であっても、それは開示の適正性とは直接の関係はありません(適正手続で2億円支払っていたとして、1億円と記載すれば虚偽記載)。
【独自】じもとHDが有価証券報告書に虚偽記載か 金融商品取引法違反の恐れ(河北新報)(記事冒頭のみ)
有価証券報告書2024年3月期(じもとホールディングス)(PDFファイル)
どの年度の間違いなのか明らかにされていませんが、直近の有報を見てみました。「役員の報酬等」は97ページからです。この年度に関しては、そもそも報酬の水準が低いので、大問題ではないのでしょう(他の年度はわからない)。