部品製造会社前社長ら特別背任容疑で逮捕 取引先に不正送金する手口で総額約2億受け取りか
「東京衡機エンジニアリング」(ナットなどを製造販売しているそうです)の前社長(51歳)が、会社の取引先に資金を不正送金し、会社に約1100万円の損害を与えた容疑で逮捕されたという記事。被害の総額はもっと大きな金額のようです。
「××容疑者は、取引先の会社から自身の会社に人件費などを水増し請求させ、取引先の会社に余分に送金されたカネのほとんどを自身が関係する口座などに振り込ませていました。××容疑者は、少なくとも2016年から同様の手口を繰り返し、あわせて約2億円を受け取り、交際していた女性に渡したり、飲食代にあてたりしていたということです。」
会社のガバナンスはゆるゆるだったのかもしれません。
なお、取引先の社長も逮捕されたそうです。
特別背任の疑いで元社長ら2人を逮捕 部品製造会社に人件費を水増し請求(産経)
「23年5月、東京衡機エンジニアリング側が金属加工・販売会社と委託加工費の金額を協議する中で、水増し請求疑惑が浮上した。」
第7期決算公告をリリースしました。(東京衡機エンジニアリング)(2024年2月期のBS・PLが開示されています。)
BSをみると、長期未収入金 245,百万円(全額引当済み)が計上されています。
(東京衡機エンジニアリングのウェブサイトより)