第1号に言語処理IT、収益源を多角化
デロイトトーマツが、ベンチャー企業への投資を行うという記事。
「デロイトトーマツグループはベンチャー企業への投資に乗り出す。5月中旬に1号案件として言語処理能力に強みを持つエモーションテック(東京・千代田)に数千万円を出資する。IT(情報技術)の浸透で主力の監査業務の低コスト化が進むなか、より付加価値の高いコンサル事業の収益力拡大を急ぐ。」
「デロイトトーマツキャピタル」という新会社を設立したそうです。
監査法人とは別会社とはいえ、当然のことながら、監査先企業への投資は禁止だそうです。
しかし、投資先企業の競合企業に対して、監査サービスや、アドバイザリーサービスを提供することはあり得るでしょう。そうした場合に、中立性を保てるのかという点は、非常に疑問です。
監査やアドバイザリーで地道に稼ぐよりは、一挙に大きなキャピタルゲインを獲得したいということなのでしょうか。日経記事では、投資先が持つ技術をコンサル業務に取り入れるといっていますが、それが目的なら、投資までする必要はないでしょう。
(パートナーや従業員の株式保有(ただし監査先以外)は許されると思いますが、事務所本体(関係会社含む)が保有するのは、それよりは格段にマイナスが大きいと思われます。)
コメント一覧
![](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_profile_square_m/v1/noimage/user_photo/gb25_noimage.png)
kaikeinews
![](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_profile_square_m/v1/noimage/user_photo/gb25_noimage.png)
Guchi
最近の「公認会計士・監査法人」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事