海外FXをうたって投資家から集めた資金の一部を私的に流用し、それを申告せず脱税したとして、「シンフォニー」という会社の社長が逮捕されるという記事(別報道によれば、逮捕されたようです)。
「関係者によると、××社長は経営するシンフォニーで投資セミナーを開催。会員となった投資家らに対し、ダミー法人とみられる「コムズジャパン」(東区)に振り込ませた入会金や投資資金のうち、2013年までの3年間で私的に使った約2億円を個人所得として申告せずに約7千万円を脱税した疑いがある。申告しなかった所得の一部は、春日井市内でマンションを購入した際の費用や遊興費に充てられたという。
名古屋国税局がコムズジャパンの振込先口座などを調べたところ、会員5千人以上から100億円を超える資金が集まったことを確認した模様だ。
投資家は、コムズジャパンに振り込んだ資金がタックスヘイブン(租税回避地)のセーシェルや、ニュージーランドの会社でFXによる投資に使われ、得た運用益を手にする、と投資セミナーで説明を受けたという。しかし、元会員と名乗る人が「投資資金が海外に送金されていない可能性は十分ある」とブログで警告するなど、金の流れに不明朗な点があるとして問題となっていた。」
脱税は、別件逮捕なのでしょう。
それにしても、こんなあやしい投資勧誘が、いままで放置されていたというのは、当局の怠慢では。
脱税容疑で春日井の男ら逮捕 FX集金、2億円所得隠し(中日)
「関係者によると、××容疑者らは10年ごろから、東海地方を中心にセミナーを開催。FXなどの投資名目で「年36%の利回りがある」などとうたい、運用先として紹介した「コムズジャパン」(同市東区)など架空の資産運用会社に資金を振り込ませていた。集めた資金の一部を顧客の運用益に充てる自転車操業だったとみられる。」
いわゆるポンジスキームのようです。
金庫番宅に数億円、投資運用されず? 出資金脱税容疑(朝日)
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