会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

AKB運営会社が申告漏れ、3年で5億円 東京国税指摘(朝日より)

AKB運営会社が申告漏れ、3年で5億円 東京国税指摘

AKB48の運営会社が税務調査で、約5億円の申告漏れを指摘されたという記事。「立て替えてきたメンバーの家賃や旅行代などの経費計上が認められなかった」そうです。

「関係者によると、立て替えはメンバーの家賃が大部分で、ほかに歯の矯正費や旅行代、税金などがあり、約20項目にわたる。総額は12年ごろに数億円にのぼっていた。グループの人気上昇に伴い、月100万~200万円のマンションや、家族と同居するメンバーの家賃も立て替えるようになったという。」

ただ、記事の図を見ると、タレントの方は、会社に支払ってもらった私的経費を所得に上乗せして申告しているので、脱税ではありません。税務当局からすれば、立て替えてもらった方がきちんと申告しているかどうかは、会社の法人税計算には影響しない、会社の業務と無関係な支払いだから寄附金だ(タレントは別の事務所に所属しており、単なる取引先従業員にすぎない)、ということでしょうか。

AKB運営会社5億円申告漏れ 追徴税額1億数千万円(産経)

「関係者によると、AKSではAKB48などのメンバーの多くを、自社ではなく、芸能事務所に所属させており、メンバーへの報酬は、それぞれの所属事務所に支払う形態を取っていた。AKSは、メンバーが家族と住む家賃や私的な旅行代などを立て替え、経費処理していたが、これらについては、報酬には当たらず、経費計上できないと判断されたという。」
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