キリンホールディングスの2011年第1四半期(1~3月期)連結決算が、東日本大震災に伴う特別損失などにより、最終損益が21億円の赤字となったという記事。
「製品や原材料の荷崩れなど棚卸資産の被害が21億円、すでにテレビコマーシャル(CM)費用の支払いを終えていたにもかかわらず、ACジャパン(旧公共広告機構)のCMに切り替え、広告宣伝ができなかった影響が20億円だった。」
広告宣伝費については、こういう理屈で特別損失にするのは間違ってはいないのかもしれませんが、公共広告を支援するのも、キリンほどの大企業になれば普通に行っている社会貢献活動の一環と考えれば、営業費用でもいいのではないかと思われます。
もっとも、IFRSが導入されて特別損益の区分がなくなれば、こういうことに気を使う必要はなくなりますが・・・。
現在も操業停止中である工場の被害については、「停電中で被害の詳細が把握し切れていない」ため、損失計上していないそうです。
キリンHDIRライブラリーより
修繕費の引き当てはやっていないようです。
オリエンタルランド、3期ぶりの最終減益 震災の特損響く(産経)
「震災による特別損失の内訳は、営業休止期間中の固定費(人件費など)で約53億円、施設復旧などで約44億円。」
三越伊勢丹も下方修正 震災・停電で特別損失125億円(朝日)
「仙台三越が被災したほか、計画停電に伴う営業休止などで125億円の特別損失を計上する。」
三越伊勢丹、特損約125億円を計上 仙台三越など被災(産経)
「仙台三越、伊勢丹相模原店(相模原市)などグループ百貨店6店舗で固定資産の減損会計に基づき104億円を計上する」のが大きいようです。
鉄鋼大手:巨額の特損計上相次ぐ 3月期連結決算(毎日)
(補足)
キリンHD、今後3年間で60億円相当の支援(産経)
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