仕事の。
年齢も50を超えて、ライターの仕事もぽつぽつで、
そんなにライターという仕事に固執するでもなくきたけれど、
まったく畑違いの仕事で疲弊すると、ライターでもっと頑張るべきじゃないのかと思ったりもする。
それは逃げているのかもしれないが、もし、別の仕事で疲弊して己のメンタルも萎えてしまうようなら
逃げるべきだし、逃げてもいいと思う。
ライターとしてもらえる仕事はしっかりやってきたけれど、
新規開拓の努力はしばらく怠ってきていたと思う。
それは50も過ぎて年齢的に仕事がしにくくなってくるということもある。
わかっていることだけど、新規開拓で50過ぎていると、どうしたって門戸が狭くなる。
金融や法律、医療などの特殊な専門分野に強ければまた別だが、いわゆる「普通」の分野。
加えて、ネットのライター募集で探すとよく出てくる「未経験でも興味があれば可」という募集案件をみると、
6000文字で1500円とか、とうてい信じられない安さの報酬が掲示され、
20年以上この仕事をしてきた一応プロとして、今から底辺の未経験者でも安く仕上げてくれればOKという
仕事をすることもできない。
高額、いや、それは違う、「まともな報酬」の案件を探して、
興味が持てる内容ではなくても「覚悟」をきめて取り組むしかないのだろうとも思う。
話はそれるが、私より少し若いライターさんのブログをときどき拝見しているのだが、
その方は数年前、仕事のしすぎがたたったか、がんを患い、抗がん剤治療で日常生活と仕事に復帰、
数年後、腫瘍マーカーの数値が上がり、検査したところがんが再発、腹膜播種(ふくまくはしゅ)といって、
おなかに小さながんが種を播いたように散らばっている状態(胃がんで亡くなったわたしの母もそうであった)で、
手術ができないため、今、二度目の抗がん剤治療を受けているのだけど、それでも今の中途半端な自分より
その方はとても幸せそうだ。
ライターとして軸が通っているからかな。
書くという仕事を本当に大切にしているからかな。
今の、いや過去の自分は、よそ見ばかりして、あまり自分と向き合ってきていないような気もする。
努力も怠っているような気がする。
ある一つの副業にいったんピリオドをつけたことで、
これまで思わなかったようなことを思ったり、心が不安定で、うろうろしている。
もがくならもがくだけもがけばいい。
もがかなければ出口も方向も見えてこないだろうから。
しばらく、不穏な心で過ごすことになるだろうけど、耐えなければ。耐えなければ。
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