出ると会社員時代の同僚が働いている編プロからだった。
約1年前に私が書いた広告記事のリライトを頼めないかとのこと。
月曜(遅くとも夕方)に詳細がわかり、水曜アップとのこと。
で、いったん引き受け電話を切ったが、翌日から帰省で4~5日留守にすることを思い出し、修正があった場合対応できかねることを電話をかけなおして伝えた。
当然のごとく、「ならば水曜より早く原稿をあげてくれればそれでOK」となる。しかし、去年、悪夢のようなダメだしの記憶(旅行先でも仕事の話に終始し、家には滝のようなFAX、相手の原稿イメージが具体的過ぎるのか、価値観が違うからか、何度直して送ってもOKが出ないという)がよみがえった―。
滅多にないのだけど、ごくごくたま~に、原稿修正のドツボはまってしまうことがある。
直せども直せどもOKがでない。てか、
自分では直せば直すほどおかしな原稿になっているとしか思えず、
何がいいのか悪いのか、どう手を入れればよいやら、わからなくなってしまうのだ。
実際、この仕事を15年やってきて、
上記のように混乱するとはまずないのだが、
時折遭遇するこういうドツボは、本当に“消耗”するんである。
お酒(既に呑んでいた)の勢いもあってか、
二度とあんな思いはしたくないという思いが大きくなり、
修正に十分に対応できない可能性が大なので、
ほかの方に依頼する用意もあるのであればそうしてもらいたいと伝え断った。
一度やるといった仕事を断るのは決していいことではないが、
いい人に思われるがために、無理をしたり、自分のプライベートな時間まで削るのはごめんだ。
電話口で、(相手の)少し憮然としたものを感じないわけではなかったが、
しらふだったら「なんとかがんばってみる…」と引き受けていたところだったに違いないが、お酒を呑んでいたことが幸いしたのかも。
悪いなという気持ちはあるけれど、
断ったことをなんら後悔していない。
会社員時代は仲間として笑い・泣きした同士だが、
年月がたてば、どうしたって関係は変わるもの。
しかたないことと割り切っている。
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