大谷翔平、ドジャースと10年総額1014億円で契約合意
メジャー史上最高額、本人発表
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エンゼルスから自身初めてFAに、オフの目玉と注目されていた
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手が9日(日本
時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の
超大型契約を結ぶことで合意したと発表した。メジャー史上
最高額で北米プロスポーツ最高額となる。自身のインスタ
グラムと代理人のネズ・バレロ氏が発表した。
前例のない二刀流・大谷のFA争奪戦がついに決着した。
大谷を射止めたのは、花巻東高時代から縁のあるドジャース
だった。2013年から11年連続でポストシーズンに進出している
強豪チーム。JD・マルティネス外野手がFAとなり、右肘手術の
リハビリとなる来季は打者一本での活躍が期待される。
これまで日本選手は野茂英雄をはじめ、2021年
筒香嘉智外野手まで9人が所属。大谷は10人目となる。
ワールドシリーズ終了から一夜明けた11月2日(同3日)に
初めてFAとなった。同14日(同15日)にはエンゼルスから提示
されていた1年2032万5000ドル(約30億5000万円)のクオリ
ファイング・オファー(QO)を拒否。メジャー史上最高額、
6億ドル(約880億円)とも言われる大型契約を結ぶ
可能性に注目が集まっていた。
大谷争奪戦にはドジャースをはじめ、ブルージェイズ、
ジャイアンツ、カブス、エンゼルスなどが参戦した。代理人の
ネズ・バレロ氏はアリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議、
テネシー州ナッシュビルで行われたウインターミーティングと
姿を見せず、獲得候補の球団には緘口令を敷いた。
交渉は水面下で行われていたが、大谷はジャイアンツ本拠地
オラクル・パークを訪問。1日(同2日)にドジャースの本拠地
ドジャースタジアム、4日(同5日)にはブルージェイズの
フロリダ州ダンイーデンのキャンプ施設で球団の関係者と面談。
ウインターミーティング中に交渉は最終段階に入ったと言われ、
今週末に決断するのではと報じられていた。
6年目の今季は44本塁打を放って日本選手初の本塁打王を
獲得した。打率.304、95打点、20盗塁の好成績で、OPS1.066は
両リーグトップだった。投手では9月に右肘靱帯の手術を受けた
ものの、23試合登板して10勝5敗、防御率3.14。2年ぶりの
最優秀選手(MVP)を受賞した。2度の満票は史上初の快挙だった。
9月に右肘手術を受け、来季は打者に専念する。二刀流復活は
2025年以降となるが、ロサンゼルスの地での躍動、悲願の
ワールドシリーズ制覇が期待される。