今日は床リフォームの件でよくある御問合せの質問です
Q.駐車場をコンクリート化して欲しいんですけど?
あとで割れない様にできませんか?
A.ミキサー車で運ばれてきたコンクリートは砂、砂利などの骨材と水、
セメントでできています。
勿論練り込んだ状態で現場へ搬入されます。これをフレッシュコンク
リート、つまり生コンと呼びます。
生コンには微量ですが空気も混じっています。
生コン打設時にこの空気を抜きコンクリートを締め堅めて緻密にする
ためにバイブレーターを使用し強度のある
コンクリートが仕上がります。
これが一般的ですが、反面デメリットもあります。
振動締囲めによるフレッシュコンクリートの材料分離です。
バイブレーターは振動する機械ですのでその振動による骨材分離による
骨材沈下という現象がどうしても起こってしまいます。
つまり、せっかく均等に混ざっているコンクリートの砂利や砂などの
骨材とセメント成分とが分離して砂利などだけが下へ沈下してしまうのです。
道路建設や基礎コンクリートなどのある程度高さや厚みのあるものならば
それはさほど気になりませんが土間などの厚みが10センチくらいのコン
クリートでそのような骨材沈下現象が起きるととても仕上がりに大きく影響
されてしまいます。
骨材が沈下する反面セメント成分が上層部へ上がってきます。土間コンクリート
の上層部だけがセメント成分が濃くなると表面だけ収縮の度合いが強くなりヘアークラックなどのひび割れの原因となってしまいます。
また、セメントは濃いと色が黒っぽく仕上がるという性質を持っているためバイ
ブレーターを使用することにより上層部のセメント濃度にばらつきが生じ
仕上がりにハッキリとした色むらができ私たち一般家庭などの見栄えを重視する
土間仕上げはクレームの原因になります。
建築業界では駐車スペースなどの土間コンクリートにバイブレーターを使用されないことが多いのはそのためです。
その代わりに、土間コンクリートのに含まれる空気を適度に抜き閉め固める
ための便利な道具があります。
タッピングと呼ばれるその道具は細かい編み目状になっていて生コン打設
の際に上からパンパン叩く事により空気を適度に抜き閉め固めることが可能です。
また、骨材を均一に下げて表層部のセメント成分濃度も均一になるため仕上がりの色むらがでにくく綺麗に仕上げることが可能です。
土間の金鏝押さえ仕上げなどには必需品となっています。
しかし、このタッピングも諸刃の剣です。
間違った使い方をすれば思わぬ結果となってしまいます。
それは、土間コンクリート下地にタイルを貼ったり石を貼ったり洗い出し
をしたり、モルタルを塗ったりスタンプコンクリートなどを塗ったりと
後から化粧仕上げをしたりする場合、表面をセメント成分を濃く仕上げた
れたコンクリートは前述したように収縮によるヘアークラックなどの細かい
亀裂が生じやすくそれが、仕上げの化粧材の剥離を誘発してしまう場合があるのです。
土間コンクリートで下地を作る場合は一般的にはタッピングは使用しません。
編み目状になったタッピングよりも土間均し用のトンボなどで叩いてあげることで適度に空気を抜き閉め固めるとこができます。
さらに化粧材の密着性を良くするために木鏝やクシ目などで荒仕上げを施します。
また、タッピングを使用しないために骨材はそれほど沈下しないので表層部の
セメントの量もそれほど増やすことなくヘアークラックなどの細かい亀裂が起
きにくい下地をつくることが可能です。
基礎砕石などの転圧不足による不動沈下が原因で起こるひび割れ、これは施工不良です。
車が乗り入れたりすることによるひび割れ、これも基礎砕石の転圧不足などが主な原因です。
ヘアークラックとよばれるひびがありますが、これは土間を貫通しない程度の表面にできる髪の毛くらいのひび割れの事を言います。
たまに亀の甲羅状のような模様の表面状だけに現れる細かいひび割れもよく見かけます。どちらもコンクリートの性質である自己収縮や乾燥収縮によるものですが土間コンクリートの表面だけが収縮したことによって起きるものです。
これは、コンクリートの上層部分(表面)のセメント成分の量が多ければ多いほど発生しやすくなります。これらは肉眼ではさほど気になるものではありません。
一番よく発生し、また自然に発生するので一番厄介で防ぎようがないのが自己収縮や乾燥収縮による亀裂です。目で見てもハッキリ分かるほどの土間を貫通してしまっているひび割れです。
これは、建物の角部分や雨水マス、カーポートの柱の付近などに発生しやすく、障害物などで局所的に収縮が抑制されたり収縮の方向や力が変わることが原因です。
また、広い土間や細長い土間などの中心部分も収縮の向きや力に変化が生じやすく亀裂が発生しやすいです。
この一番厄介な収縮によるひび割れはワイヤーメッシュでは防ぐことはできません。
対策としてひび割れが発生することが予測できる部分にはひび割れが発生する前に誘発目地を入れたりあらかじめデザイン目地を入れてあげることです。
誘発目地とはカッターなどでコンクリートの表面に真っ直ぐで綺麗な目地を入れてあげることでその目地の下層にわざと収縮によるクラックを誘発させるものです。
またそういう箇所はあえてワイヤーメッシュを入れない方がいい場合もあります。
そうすることによりコンクリートに無理なく収縮させてあげることが可能となり見栄えの悪いひび割れの発生を防ぐことが可能です。
上記に述べた通り、あとで割れないコンクリートの打ち方は結構、複雑です!
必ず、専門業者に相談しましょう!
1級左官技能士がいる当社みたいな(笑)→それが言いたかった。
解った解ったそこまで言うならあんたに任すわって!思うてくれた方!ポチット
壁リフォームの事はコチラです!
Q.駐車場をコンクリート化して欲しいんですけど?
あとで割れない様にできませんか?
A.ミキサー車で運ばれてきたコンクリートは砂、砂利などの骨材と水、
セメントでできています。
勿論練り込んだ状態で現場へ搬入されます。これをフレッシュコンク
リート、つまり生コンと呼びます。
生コンには微量ですが空気も混じっています。
生コン打設時にこの空気を抜きコンクリートを締め堅めて緻密にする
ためにバイブレーターを使用し強度のある
コンクリートが仕上がります。
これが一般的ですが、反面デメリットもあります。
振動締囲めによるフレッシュコンクリートの材料分離です。
バイブレーターは振動する機械ですのでその振動による骨材分離による
骨材沈下という現象がどうしても起こってしまいます。
つまり、せっかく均等に混ざっているコンクリートの砂利や砂などの
骨材とセメント成分とが分離して砂利などだけが下へ沈下してしまうのです。
道路建設や基礎コンクリートなどのある程度高さや厚みのあるものならば
それはさほど気になりませんが土間などの厚みが10センチくらいのコン
クリートでそのような骨材沈下現象が起きるととても仕上がりに大きく影響
されてしまいます。
骨材が沈下する反面セメント成分が上層部へ上がってきます。土間コンクリート
の上層部だけがセメント成分が濃くなると表面だけ収縮の度合いが強くなりヘアークラックなどのひび割れの原因となってしまいます。
また、セメントは濃いと色が黒っぽく仕上がるという性質を持っているためバイ
ブレーターを使用することにより上層部のセメント濃度にばらつきが生じ
仕上がりにハッキリとした色むらができ私たち一般家庭などの見栄えを重視する
土間仕上げはクレームの原因になります。
建築業界では駐車スペースなどの土間コンクリートにバイブレーターを使用されないことが多いのはそのためです。
その代わりに、土間コンクリートのに含まれる空気を適度に抜き閉め固める
ための便利な道具があります。
タッピングと呼ばれるその道具は細かい編み目状になっていて生コン打設
の際に上からパンパン叩く事により空気を適度に抜き閉め固めることが可能です。
また、骨材を均一に下げて表層部のセメント成分濃度も均一になるため仕上がりの色むらがでにくく綺麗に仕上げることが可能です。
土間の金鏝押さえ仕上げなどには必需品となっています。
しかし、このタッピングも諸刃の剣です。
間違った使い方をすれば思わぬ結果となってしまいます。
それは、土間コンクリート下地にタイルを貼ったり石を貼ったり洗い出し
をしたり、モルタルを塗ったりスタンプコンクリートなどを塗ったりと
後から化粧仕上げをしたりする場合、表面をセメント成分を濃く仕上げた
れたコンクリートは前述したように収縮によるヘアークラックなどの細かい
亀裂が生じやすくそれが、仕上げの化粧材の剥離を誘発してしまう場合があるのです。
土間コンクリートで下地を作る場合は一般的にはタッピングは使用しません。
編み目状になったタッピングよりも土間均し用のトンボなどで叩いてあげることで適度に空気を抜き閉め固めるとこができます。
さらに化粧材の密着性を良くするために木鏝やクシ目などで荒仕上げを施します。
また、タッピングを使用しないために骨材はそれほど沈下しないので表層部の
セメントの量もそれほど増やすことなくヘアークラックなどの細かい亀裂が起
きにくい下地をつくることが可能です。
基礎砕石などの転圧不足による不動沈下が原因で起こるひび割れ、これは施工不良です。
車が乗り入れたりすることによるひび割れ、これも基礎砕石の転圧不足などが主な原因です。
ヘアークラックとよばれるひびがありますが、これは土間を貫通しない程度の表面にできる髪の毛くらいのひび割れの事を言います。
たまに亀の甲羅状のような模様の表面状だけに現れる細かいひび割れもよく見かけます。どちらもコンクリートの性質である自己収縮や乾燥収縮によるものですが土間コンクリートの表面だけが収縮したことによって起きるものです。
これは、コンクリートの上層部分(表面)のセメント成分の量が多ければ多いほど発生しやすくなります。これらは肉眼ではさほど気になるものではありません。
一番よく発生し、また自然に発生するので一番厄介で防ぎようがないのが自己収縮や乾燥収縮による亀裂です。目で見てもハッキリ分かるほどの土間を貫通してしまっているひび割れです。
これは、建物の角部分や雨水マス、カーポートの柱の付近などに発生しやすく、障害物などで局所的に収縮が抑制されたり収縮の方向や力が変わることが原因です。
また、広い土間や細長い土間などの中心部分も収縮の向きや力に変化が生じやすく亀裂が発生しやすいです。
この一番厄介な収縮によるひび割れはワイヤーメッシュでは防ぐことはできません。
対策としてひび割れが発生することが予測できる部分にはひび割れが発生する前に誘発目地を入れたりあらかじめデザイン目地を入れてあげることです。
誘発目地とはカッターなどでコンクリートの表面に真っ直ぐで綺麗な目地を入れてあげることでその目地の下層にわざと収縮によるクラックを誘発させるものです。
またそういう箇所はあえてワイヤーメッシュを入れない方がいい場合もあります。
そうすることによりコンクリートに無理なく収縮させてあげることが可能となり見栄えの悪いひび割れの発生を防ぐことが可能です。
上記に述べた通り、あとで割れないコンクリートの打ち方は結構、複雑です!
必ず、専門業者に相談しましょう!
1級左官技能士がいる当社みたいな(笑)→それが言いたかった。
解った解ったそこまで言うならあんたに任すわって!思うてくれた方!ポチット
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