～ 恩師の御講演「心身の神癒」より ～
第十二話
１１５、物質が物質として実在であるという誤った考えに
今尚しがみついたまま地上より〔霊界に〕移ってしまった人々が多い。
此の累世にわたる感覚信仰が多くの非常に敬虔かつ高尚な魂たちの進歩を
遅らしてきたのである。
彼らは今尚物質感覚の中に生きている。
それは彼らにとっては依然として実在ということになっているからである。
１１６、よくよく銘記するがよい。
あなたたちの目に見えるものは実在ではないのである。
それは裡なる或物の反映にすぎない。
表面に見えるものは変化し、過ぎ去り、やがては無の中へと融け去る。
しかし本物は存続する。
１１７、物質を実在と見てはならぬ。
それは見えざるものの効果にすぎない。
物質が堅固である、或いは実在であるという考えを以って内界〔霊界〕へ
やってきている人々が多い。
～ 感謝・合掌 ～
