~ 恩師の御講演「心身の神癒」より ~
第九話
61、あなたたちの中には、
「自分は少しも生長していない、少しでも進歩した様子がない」
とボヤいている人も多いが、
自分の生長ぶりについて自分自身を判定することはできないものである。
―――花は自分の生長していることを知らないが、
実際には間違いなく生長している。
62、中には、「しめたッ、自分は他の連中よりもずっと大きく生長しているぞ」
と云う人もいるであろう。
しかしこれ丈は断っておく―――自己誇張には何の価値もない、
幼児が天国を造るからである。
63、花が咲き、その香りが空中を満たす
―――その美しさを賞(め)でるが、
花自体はそれを自覚しない。
これが、あなたたちの涵養しなければならない在り方である。
~ 感謝・合掌 ~