恵みと信仰による救い
(エペソ2:8,9)
「あなたがたは,恵みのゆえに,
信仰によって救われたのです。
それは,
自分自身から出たことではなく,
神からの賜物です。
行ないによるのではありません。
だれも誇ることのないためです。」
「何によって,救われますか」
と問われると,
一般的には「信仰によってです」
と答えます。
それは,自分の行ないによって
救われないということです。
エペソの手紙では,
「恵みと信仰によって救われます」
と,パウロは言います。
☆
(エペソ2:1-14)
「あなたがたは
自分の罪過と罪との中に
死んでいた者であって,
そのころは,
それらの罪の中にあって
この世の流れに従い,
空中の権威を持つ支配者として
今も不従順の子らの中に
働いている霊に従って,
歩んでいました。
私たちもみな,
かつては
不従順の子らの中にあって,
自分の肉の欲の中に生き,
肉と心の望むままを行ない,
ほかの人たちと同じように,
生まれながら御怒りを
受けるべき子らでした。
しかし,
あわれみ豊かな神は,
私たちを愛してくださった
その大きな愛のゆえに,
罪過の中に死んでいた
この私たちを
キリストとともに生かし,
・・あなたがたが救われたのは,
ただ恵みによるのです。・・
キリスト・イエスにおいて,
ともによみがえらせ,
ともに天の所に
すわらせてくださいました。
それは,あとに来る世々において,
このすぐれて豊かな御恵みを,
キリスト・イエスにおいて
私たちに賜わる慈愛によって
明らかにお示しになるためでした。
あなたがたは,恵みのゆえに,
信仰によって救われたのです。
それは,
自分自身から出たことではなく,
神からの賜物です。
行ないによるのではありません。
だれも誇ることのないためです。
私たちは神の作品であって,
良い行ないをするために
キリスト・イエスにあって
造られたのです。
神は,私たちが
良い行ないに歩むように,
その良い行ないをも
あらかじめ
備えてくださったのです。
ですから,思い出してください。
あなたがたは,
以前は肉において異邦人でした。
すなわち,
肉において人の手による,
いわゆる割礼を持つ人々からは,
無割礼の人々と
呼ばれる者であって,
そのころのあなたがたは,
キリストから離れ,
イスラエルの国から除外され,
約束の契約については
他国人であり,
この世にあって望みもなく,
神もない人たちでした。
しかし,
以前は遠く離れていた
あなたがたも,
今では
キリスト・イエスの中に
あることにより,
キリストの血によって
近い者とされたのです。」
☆
「地の塵(ちり)に等しかり」
(新聖歌429) (聖歌522)
1.
地の塵(ちり)に等しかり
何一つ取り柄(え)なし
今あるは唯(ただ)主の
愛に生くる我ぞ
(くり返し)
御(み)救いを受けし
罪人にすぎず
されど我
人に伝えん
恵み深きイェスを
2.
罪の世を
望みなく
幾年(いくとせ)か迷いしを
唯(ただ)君が愛もて
救いませるわれぞ
(くり返し)
3.
もし恵みなかりせば
早(はや)滅(ほろ)び
果(は)てしならん
あるは唯(ただ)罪のみ
勳(いさお)しなき我ぞ
(くり返し)
4.
されば世にある限り
主を謳う(うた)い主を伝えん
滅びより命に
移されたる我は
(くり返し)
※謳う(うた)
:多くの人が
いっせいにうたうの意味。
褒(ほ)め称(たた)える