哀歌
(哀歌3:22-24)
「私たちが滅びうせなかったのは,
主の恵みによる。
主のあわれみは尽きないからだ。
それは朝ごとに新しい。
『あなたの真実は力強い。
主こそ,
私の受ける分です。』
と私のたましいは言う。
それゆえ,
私は主を待ち望む。」
哀歌は,
エルサレムの滅亡を嘆いた歌を
集めています。
哀歌には著者の名はありませんが,
伝統的にはエレミヤが
書いたと考えてきました。
エレミヤは神の恵み,あわれみ,
真実をつぎのように言います。
神は,悔改める者に恵みを与えます。
(哀歌3:25)
「主はいつくしみ深い。
主を待ち望む者,
主を求めるたましいに。」
私たちが悔改めるなら(口をちりにつけよ),
神が恵みを与えてくださいます。
(哀歌3:26-29)
「主の救いを黙って待つのは良い。
人が,若い時に,
くびきを負うのは良い。
それを負わされたなら,
ひとり黙ってすわっているがよい。
口をちりにつけよ。
もしや希望があるかもしれない。」
(哀歌3:31,32)
「主は,
いつまでも見放してはおられない。
たとい悩みを受けても,
主は,その豊かな恵みによって,
あわれんでくださる。」
哀歌のこの箇所,
朝ごとに新しい神の憐れみは,
新聖歌でつぎのように
さわやかに讃美しています。
「来る朝ごとに」(新聖歌27)
「来る朝ごとに
朝日と共に
神の光を
心に受けて
愛の御旨(みむね)を
新たに悟る」
2015-10-27