祈り
旧約聖書の箴言には,
祈りについて
次のように書いてあります。
(箴言15:8)
「悪者のいけにえは
主に忌みきらわれる。
正しい者の祈りは主に喜ばれる。」
ここでの「いけにえ」とは,
宗教行為を示しています。
どんなに立派ないけにえを
ささげても,
神の前に心の態度が悪いなら,
受け入れられないといいます。
○
イザヤも同じ預言をしています。
(イザヤ1:11)
「『あなたがたの
多くのいけにえは,
わたしに何になろう。』と,
主は仰せられる。」
いけにえについては,
創世記に
カインの出来事があります。
(創世記4:7)
「あなたが
正しく行なったのであれば,
受け入れられる。
ただし,
あなたが
正しく行なっていないのなら,
罪は戸口で待ち伏せして,
あなたを恋い慕っている。
だが,あなたは,
それを治めるべきである。」
イエスは祈りについて
次のように言いました。
(マタイ6:5)
「祈るときには,
偽善者たちのようで
あってはいけません。
彼らは,
人に見られたくて
会堂や通りの四つ角に立って
祈るのが好きだからです。
まことに,
あなたがたに告げます。
彼らはすでに自分の報いを
受け取っているのです。」
弟子のヨハネは
次のように言いました。
(1ヨハネ5:14)
「何事でも神のみこころにかなう
願いをするなら,
神はその願いを
聞いてくださるということ,
これこそ
神に対する私たちの確信です。」
箴言では,祈りについて
他に次のように述べています。
(箴言15:29)
「主は悪者から遠ざかり,
正しい者の祈りを聞かれる。」
(箴言28:9)
「耳をそむけて
教えを聞かない者は,
その者の祈りさえ
忌みきらわれる。」
2015-11-04