(マタイ6:26)
「空の鳥をよく見なさい。」
イエスの生涯に,
春の風のようにさわやかな
時期がありました。
山上の説教をしていたときです。
野の花,空の鳥は,
イエスの心の姿であったのでしょう。
イエスは
最も偉大な真実の神の預言者です。
イエスは最もすばらしい詩人でした。
イエスの語った言葉を詩とみなすなら,
これに比べられる詩は
どこにもないでしょう。
イエスは,平安に満ちていました。
イエスは人々の重荷を背負いました。
それは,イエス自身が
十字架のところまで行きます。
しかし,父なる神は罪のない人を
死の中に縛りつけませんでした。
イエスの十字架の死は,
わたしたちの罪の罰の
身代わりでした。
そして,イエスによって,
罪の罰は神に受け入れられました。
イエスは復活した理由が,
ここにあります。
賛美歌にこの箇所からの曲があります。
「一羽のすずめ」(新聖歌285)
「心くじけて 思い悩み
などて寂しく 空を仰ぐ
主イエスこそ わが真(まこと)のとも
一羽のすずめに 目を注ぎ給う
主はわれさえも 支え給うなり
声高らかに 我は歌わん
一羽の雀さえ 主は守り給う」
この歌は,
メロディーに雀のさえずり
(「一羽の雀さえ」の箇所)があり,
曲全体では鳥の飛ぶ姿を
表現しているのではないかと
思っています。
☆彡
心配と不安について
(マタイ6:25-34)
「だから,
わたしはあなたがたに言います。
自分のいのちのことで,
何を食べようか,
何を飲もうかと心配したり,
また,からだのことで,
何を着ようかと
心配したりしてはいけません。
いのちは食べ物よりたいせつなもの,
からだは着物よりたいせつな
ものではありませんか。
空の鳥を見なさい。
種蒔きもせず,
刈り入れもせず,
倉に納めることもしません。
けれども,
あなたがたの天の父が
これを養っていてくださるのです。
あなたがたは,
鳥よりも,
もっとすぐれたものではありませんか。
あなたがたのうちだれが,
心配したからといって,
自分のいのちを少しでも
延ばすことができますか。
なぜ着物のことで心配するのですか。
野のゆりがどうして育つのか,
よくわきまえなさい。
働きもせず,紡ぎもしません。
しかし,
わたしはあなたがたに言います。
栄華を窮めたソロモンでさえ,
このような花の一つほどにも
着飾ってはいませんでした。
きょうあっても,
あすは炉に投げ込まれる野の草さえ,
神はこれほどに装ってくださるのだから,
ましてあなたがたに,
よくしてくださらないわけが
ありましょうか。
信仰の薄い人たち。
そういうわけだから,
何を食べるか,
何を飲むか,
何を着るか,
などと言って心配
するのはやめなさい。
こういうものはみな,
異邦人が切に求めているものなのです。
しかし,あなたがたの天の父は,
それがみなあなたがたに
必要であることを知っておられます。
だから,神の国とその義とを
まず第一に求めなさい。
そうすれば,それに加えて,
これらのものはすべて与えられます。」