聖徒の奉仕
(エペソ4:11-15)
「こうして,キリストご自身が,
ある人を使徒,ある人を預言者,
ある人を伝道者,
ある人を牧師また教師として,
お立てになったのです。
それは,
聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ,
キリストのからだを
建て上げるためであり,
ついに,私たちがみな,
信仰の一致と
神の御子に関する知識の一致とに達し,
完全におとなになって,
キリストの満ち満ちた身たけにまで
達するためです。
それは,私たちがもはや,
子どもではなくて,
人の悪巧みや,
人を欺く悪賢い策略により,
教えの風に吹き回されたり,
波にもてあそばれたりすることがなく,
むしろ,愛をもって真理を語り,
あらゆる点において成長し,
かしらなるキリストに
達することができるためなのです。」
神が教会に牧師,教師,伝道師,
預言者をたてているのは,
信徒を成長させるためです。
「預言者」とは,
神から直接与えられた啓示を
人に語る者です。
「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ」
(エペソ4:12)とは,
教会の信徒の賜物を見出し,
教会で奉仕させることです。
○
教職者は,
信徒を支配することではなく,
模範となることです。
(1ペテロ5:3)
「あなたがたは,
その割り当てられている人たちを
支配するのではなく,
むしろ群れの模範となりなさい。」
信徒は,牧師への依存ではなく,
神への信仰によって成長します。
イエス・キリストを信じる者は,
神から一人一人賜物を与えられています。
ですから,
私たちは神から与えられた
賜物によって奉仕するべきです。
(エペソ4:7)
「私たちはひとりひとり,
キリストの賜物の量りに従って
恵みを与えられました。」
(新聖歌143) 「いとも尊き」
1.
いとも尊(とうと)き 主は下りて
血の値(あたい)もて 民を救い
聖(きよ)き住居(すまい)を
造り建てて
その礎(いしずえ)と
なり給(たま)えり
2.
四方(よも)の国より 選ばるれど
望も一つ 業(わざ)も一つ
一つの御糧(みかて) 共に受けて
一人の神を 拝み頼む
3.
数多(さわ)の争い
御民(みたみ)を裂(さ)き
神は絶えざる 祈りを聞き
涙に代えて 歌を賜(たま)わん
※多(さわ): 多い、たくさん、あまた。
4.
世に残る民 去りし民と
共に交わり 神を仰ぎ
永遠(とわ)の安きを 待ち望みて
君の来座(きま)すを 切に祈る
※座(ま)す:~なさる(尊敬語)
2014-03-06