神はわれらの避け所
(詩篇46:1)
「神はわれらの避け所,
また力。
苦しむとき,
そこにある助け。」
この詩篇が作られたのは,
紀元前701年のセナケリブによる
エルサレム包囲と
それからの奇蹟的解放のときだと
考えられています。
(2列18:13以下,
イザ36章以下)。
○
「神はわれらの避け所,
また力。
苦しむとき,そこにある助け。
それゆえ,われらは恐れない。」
神がわたしたちの苦しみのときの
助け主であることを
賛美しています。
恐れのあるとき,
苦難に襲われたとき,
「神はわれらの避け所,また力。
苦しむとき,そこにある助け。」
と,神を賛美しましょう。
そうすれば,
慰めと希望が与えられるでしょう。
「やめよ。
わたしこそ神であることを知れ。」
苦難が来た時,
神の前に静まるなら,
神の平安と力を
得ることができます。
○
この詩篇からルターは
有名な賛美歌を作っています。
♪
「神はわがやぐら」
(新聖歌280,賛美歌267)
「神はわがやぐら わが強き盾
苦しめる時の 近き助けぞ
おのが力 おのが知恵を
頼みとせる
陰府(よみ)の長(おさ)も
など恐るべき」
☆彡
確信の祈り
詩篇46編
指揮者のために。
コラの子たちによる。
アラモテに合わせて。
歌
「神はわれらの避け所,
また力。
苦しむとき,そこにある助け。
それゆえ,われらは恐れない。
たとい,
地は変わり山々が
海のまなかに移ろうとも。
たとい,その水が立ち騒ぎ,
あわだっても,
その水かさが
増して山々が揺れ動いても。
川がある。
その流れは,
いと高き方の聖なる住まい,
神の都を喜ばせる。
神はそのまなかにいまし,
その都はゆるがない。
神は夜明け前に
これを助けられる。
国々は立ち騒ぎ,
諸方の王国は揺らいだ。
神が御声を発せられると,
地は溶けた。
万軍の主はわれらとともにおられる。
ヤコブの神はわれらのとりでである。
来て,主のみわざを見よ。
主は地に荒廃をもたらされた。
主は地の果てまでも戦いをやめさせ,
弓をへし折り,
槍を断ち切り,
戦車を火で焼かれた。
『やめよ。
わたしこそ神であることを知れ。
わたしは国々の間であがめられ,
地の上であがめられる。』
万軍の主は
われらとともにおられる。
ヤコブの神は
われらのとりでである。」