中風の人をいやす
「『あなたの罪は赦された。』と言うのと,
『起きて歩け。』と言うのと,
どちらがやさしいか。」
(マタイ9:5)
この中風の人をいやす箇所では,
イエスは,罪を赦すことと
体の癒(いや)すこととを
一つにして行ないました。
「中風の人に,
『起きなさい。
寝床をたたんで,家に帰りなさい。』
と言われた。
すると,彼は起きて家に帰った。」
(マタイ9:6,7)
この言葉によって,
イエスの奇跡は言葉と行為(業)が
結びついていることがわかります。
☆彡
中風の人をいやす
(マタイ9:1-8)
イエスは舟に乗って湖を渡り,
自分の町に帰られた。
すると,
人々が中風の人を床に寝かせたままで,
みもとに運んで来た。
イエスは彼らの信仰を見て,
中風の人に,
「子よ。しっかりしなさい。
あなたの罪は赦された。」と言われた。
すると,律法学者たちは,
心の中で,
「この人は神をけがしている。」と言った。
イエスは彼らの心の思いを知って言われた。
「なぜ,心の中で悪いことを考えているのか。
『あなたの罪は赦された。』と言うのと,
『起きて歩け。』と言うのと,
どちらがやさしいか。
人の子が地上で罪を赦す
権威を持っていることを,
あなたがたに知らせるために。」
こう言って,それから中風の人に,
「起きなさい。
寝床をたたんで,家に帰りなさい。」
と言われた。
すると,彼は起きて家に帰った。
群衆はそれを見て恐ろしくなり,
こんな権威を
人にお与えになった神をあがめた。
2015-11-02