神の栄光
(詩篇19:1)
「天は神の栄光を語り告げ,
大空は御手のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ,話を伝え,
夜は夜へ,知識を示す。
話もなく,ことばもなく,
その声も聞かれない。」
詩篇19:1-6は,
自然界による神の証言です。
詩編の作者は,
自然界をただの「物」と見ないで,
ことばを語りかける
人格的な生きものとして
接しています。
天と地は,
神の栄光を現しています。
神の業,創造と摂理は,
ことばをとおして
世界に伝えられます。
神の創造の栄光については,
ベートベン作曲の賛美歌が
有名です。
♪ 「諸天は神の」(聖歌689)
「諸天は神の 尽きぬ栄え
世びとに 語れり
聞け 海のこれに応え
御神をほむるを
星は 神の命のままに
現れては消ゆ
日は神の 僕なるぞ たたえよ
御神を たたえよ 御神を」
☆彡
自然界と律法に示される神の愛
(詩篇第19篇 口語訳)
「もろもろの天は
神の栄光をあらわし,
大空はみ手のわざをしめす。
この日は言葉をかの日につたえ,
この夜は知識をかの夜につげる。
話すことなく,語ることなく,
その声も聞えないのに,
その響きは全地にあまねく,
その言葉は世界のはてにまで及ぶ。
神は日のために
幕屋を天に設けられた。
日は花婿がその祝のへやから
出てくるように,
また勇士が競い走るように,
その道を喜び走る。
それは天のはてからのぼって,
天のはてにまで,めぐって行く。
その暖まりを
こうむらないものはない。
主のおきては完全であって,
魂を生きかえらせ,
主のあかしは確かであって,
無学な者を賢くする。
主のさとしは正しくて,
心を喜ばせ,
主の戒めはまじりなくて,
眼を明らかにする。
主を恐れる道は清らかで,
とこしえに絶えることがなく,
主のさばきは真実であって,
ことごとく正しい。
これらは金よりも,
多くの純金よりも慕わしく,
また蜜よりも,
蜂の巣のしたたりよりも甘い。
あなたのしもべは,
これらによって戒めをうける。
これらを守れば,
大いなる報いがある。
だれが自分のあやまちを
知ることができましようか。
どうか,
わたしを隠れたとがから
解き放ってください。
また,
あなたのしもべを引きとめて,
故意の罪を犯させず,
これに支配されることのないように
してください。
そうすれば,
わたしは
あやまちのない者となって,
大いなるとがを
免れることができるでしょう。
わが岩,
わがあがないぬしなる主よ,
どうか,わたしの口の言葉と,
心の思いが
あなたの前に喜ばれますように。」
2020-04-11