見出し画像

朝の光(聖書の言葉)

コロサイ人への手紙 2019.9.10 解説3 救いと聖霊の働き

コロサイ人への手紙  



聖霊の働きを中心に解説します。


パウロがローマで囚人であったときに,

コロサイに手紙を送りました。





聖霊の知恵(1)


(コロサイ1:9,10)

「そういうわけで,
これらの事を耳にして以来,
わたしたちも絶えずあなたがたのために
祈り求めているのは,
あなたがたが
あらゆる霊的な知恵と理解力とをもって,
神の御旨を深く知り, 
主のみこころにかなった
生活をして真に主を喜ばせ,
あらゆる良いわざを行って実を結び,
神を知る知識をいよいよ
増し加えるに至ることである。」


聖霊は私たちに知恵を与えます。


その知恵とは,

イエス・キリストの業と,

信じる者が受ける恵みです。


それは,贖い(1:13),

復活(1:18),

十字架による神との和解(1:20),

聖なる者,希望などです。


☆彡


(コロサイ1:9-23)

「そういうわけで,
これらの事を耳にして以来,
わたしたちも絶えず
あなたがたのために祈り求めているのは,
あなたがたが
あらゆる霊的な知恵と理解力とをもって,
神の御旨を深く知り, 
主のみこころにかなった
生活をして真に主を喜ばせ,
あらゆる良いわざを行って実を結び,
神を知る知識をいよいよ
増し加えるに至ることである。 
更にまた祈るのは,
あなたがたが,
神の栄光の勢いにしたがって
賜わるすべての力によって強くされ,
何事も喜んで耐えかつ忍び, 
光のうちにある聖徒たちの特権に
あずかるに足る者と
ならせて下さった父なる神に,
感謝することである。 
神は,わたしたちを
やみの力から救い出して,
その愛する御子の支配下に
移して下さった。 
わたしたちは,
この御子によってあがない,
すなわち,
罪のゆるしを受けているのである。 
御子は,見えない神のかたちであって,
すべての造られたものに
先だって生れたかたである。 
万物は,天にあるものも地にあるものも,
見えるものも見えないものも,
位も主権も,
支配も権威も,
みな御子にあって造られたからである。
これらいっさいのものは,
御子によって造られ,
御子のために造られたのである。 
彼は万物よりも先にあり,
万物は彼にあって成り立っている。 
そして自らは,
そのからだなる教会のかしらである。
彼は初めの者であり,
死人の中から最初に生れたかたである。
それは,ご自身がすべてのことにおいて
第一の者となるためである。 
神は,御旨によって,
御子のうちに
すべての満ちみちた徳を宿らせ, 
そして,
その十字架の血によって平和をつくり,
万物,すなわち,
地にあるもの,天にあるものを,
ことごとく,
彼によってご自分と
和解させて下さったのである。 
あなたがたも,
かつては悪い行いをして神から離れ,
心の中で神に敵対していた。 
しかし今では,
御子はその肉のからだにより,
その死をとおして,
あなたがたを神と和解させ,
あなたがたを聖なる,傷のない,
責められるところのない者として,
みまえに立たせて下さったのである。 
ただし,あなたがたは,
ゆるぐことがなく,
しっかりと信仰にふみとどまり,
すでに聞いている福音の望みから
移り行くことのないようにすべきである。
この福音は,
天の下にあるすべての
造られたものに対して
宣べ伝えられたものであって,
それにこのパウロが
奉仕しているのである。」




聖霊の知恵(2)


(コロサイ3:1-4)

「あなたがたはキリストと共に
よみがえらされたのだから,
上にあるものを求めなさい。
そこではキリストが
神の右に座しておられるのである。
あなたがたは上にあるものを
思うべきであって,
地上のものに心を引かれてはならない。 
あなたがたはすでに死んだものであって,
あなたがたのいのちは,
キリストと共に
神のうちに隠されているのである。
わたしたちのいのちなる
キリストが現れる時には,
あなたがたも,
キリストと共に
栄光のうちに現れるであろう。」



聖霊によって与えられる知恵は

キリストと共に復活,

神の右の座に座すこと(3:1),

キリストの再臨の時の

私たちの栄光(3:4)があります。




役に立たない規定


(コロサイ2:20-23)

「もしあなたがたが,
キリストと共に死んで
世のもろもろの霊力から離れたのなら,
なぜ,
なおこの世に生きているもののように, 
『さわるな,味わうな,触れるな』
どという規定に縛られているのか。 
これらは皆,使えば尽きてしまうもの,
人間の規定や教によっているものである。 
これらのことは,
ひとりよがりの礼拝と
わざとらしい謙そんと,
からだの苦行とをともなうので,
知恵のあるしわざらしく見えるが,
実は,ほしいままな肉欲を防ぐのに,
なんの役にも立つものではない。」


古いものは,捨てなければなりません。


「さわるな,味わうな,触れるな」

などという規定は,

価値のない人間の教えにすぎません。




内なるキリスト


(コロサイ1:27-29)

「神は彼らに,
異邦人の受くべきこの奥義が,
いかに栄光に富んだものであるかを,
知らせようとされたのである。
この奥義は,
あなたがたのうちにいます
キリストであり,
栄光の望みである。
わたしたちはこのキリストを宣べ伝え,
知恵をつくしてすべての人を訓戒し,
また,すべての人を教えている。
それは,彼らがキリストにあって
全き者として
立つようになるためである。
わたしはこのために,
わたしのうちに
力強く働いておられるかたの力により,
苦闘しながら努力しているのである。」


神は,信じる者に聖霊を与えてくださいます。


パウロは,内なるキリストは,

神の栄光の希望であるといいます。




上のものを求める


(コロサイ3:1-3)

「このように,
あなたがたはキリストと共に
よみがえらされたのだから,
上にあるものを求めなさい。
そこではキリストが
神の右に座しておられるのである。 
あなたがたは上にあるものを
思うべきであって,
地上のものに心を引かれてはならない。 
あなたがたはすでに死んだものであって,
あなたがたのいのちは,
キリストと共に神のうちに
隠されているのである。」


わたしたちは,

神の右にいるキリストから命を得ています。


上にあるものを求めなさいといいます。





不品行を捨てる


(コロサイ3:5-10)

「だから,地上の肢体,
すなわち,不品行,汚れ,情欲,悪欲,
また貪欲を殺してしまいなさい。
貪欲は偶像礼拝にほかならない。 
これらのことのために,
神の怒りが下るのである。 
あなたがたも,
以前これらのうちに
日を過ごしていた時には,
これらのことをして歩いていた。 
しかし今は,
これらいっさいのことを捨て,
怒り,憤り,悪意,
そしり,口から出る恥ずべき言葉を,
捨ててしまいなさい。 
互にうそを言ってはならない。
あなたがたは,
古き人をその行いと一緒に脱ぎ捨て, 
造り主のかたちに従って新しくされ,
真の知識に至る
新しき人を着たのである。」


「貪欲」は肉の罪であり,

古い人として脱ぎ捨てなさいといいます。




古い人を脱ぎ,新しい人を着る


(コロサイ3:9b,10)

「あなたがたは,
古い人をその行いといっしょに
脱ぎ捨てて,
新しい人を着たのです。
新しい人は,
造り主のかたちに
似せられてますます新しくされ,
真の知識に至るのです。」




新しい人を着る


(コロサイ3:10)

「新しい人を着たのです。
新しい人は,
造り主のかたちに似せられて
ますます新しくされ,
真の知識に至るのです。」


新しい人とは,イエス・キリストです。




深い同情心,慈愛,
謙遜,柔和,寛容を身に着けなさい。


(コロサイ3:12-15)

「それゆえ,神に選ばれた者,
聖なる,愛されている者として,
あなたがたは深い同情心,慈愛,
謙遜,柔和,寛容を身に着けなさい。
互いに忍び合い,
だれかがほかの人に
不満を抱くことがあっても,
互いに赦し合いなさい。
主があなたがたを
赦してくださったように,
あなたがたもそうしなさい。
そして,これらすべての上に,
愛を着けなさい。
愛は結びの帯として完全なものです。
キリストの平和が,
あなたがたの心を
支配するようにしなさい。
そのためにこそあなたがたも
召されて一体となったのです。
また,感謝の心を持つ人になりなさい。」


わたしたちは,

キリストと共に十字架につけられました。


復活し、信じる者に聖霊を注ぎます。


そして,御霊の実を与えます。


「深い同情心,慈愛,謙遜,柔和,寛容」は,

ほかの手紙では,御霊の実と同じです。


愛は,ほかの御霊の実を結びつけます。


(ガラテヤ5:25前)

「御霊の実は,
愛,喜び,平和,寛容,
慈愛,善意,忠実,
柔和,自制であって,」




愛を身に着ける 


(コロサイ3:14)

「そして,これらすべての上に,
愛を着けなさい。
愛は結びの帯として完全なものです。」


信じる者は新しくされ,うちに聖霊を受け,

聖霊の実が与えられます。

その実の中心は愛です。




礼拝における賛美

(コロサイ3:16,17)

「キリストのことばを,
あなたがたのうちに豊かに住まわせ,
知恵を尽くして互いに教え,
互いに戒め,詩と賛美と霊の歌とにより,
感謝にあふれて
心から神に向かって歌いなさい。
あなたがたのすることは,
ことばによると行ないによるとを問わず,
すべて主イエスの名によってなし,
主によって父なる神に感謝しなさい。」


この聖霊の恵みを,

信じる者はともに分かち合うように

教えています。


キリストの言葉を心に住まわせ,

知恵を教えあい,賛美しなさいといいます。


これは,礼拝のあり方を教えています。


「霊の歌」が礼拝の中にあったようです。



2019.9.10

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「コロサイ人への手紙」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事