１年目の初々しい涌の投球シーンと共に
ーー渡辺監督は菊池投手について1年目はじっくり育てる方針、
涌井投手をエースに育てた経験からだと言います。入団1年目で開幕ローテーション入りを果たしたものの、結果を出せず、1ヶ月で2軍に落ちました。
当時2軍を率いていた渡辺監督は、次のようなアドバイスをしたそうですーー
渡辺監督：『どーしても1軍のゲームってのは勝たなくちゃいけない、涌井のピッチングスタイルっていうのが、コントロール重視の18歳のピッチャーとしては、なんの魅力もないピッチャーに変わってしまっていた。僕は彼に「そのままのピッチングをしてたら、5年ぐらいで終わっちゃうよ」という話をした。
まだ18歳なんだから、まっすぐももっと早くなるし、貪欲に追い求めて、そっから打たれながら得るものがあるから、2軍では打たれてもいいから、とにかく自分のもってるボール！速い球を持ってましたから、それを使っていこーよ！と話ました。』
本日の涌絡み記事『レオ１番星・菊池 ナベＱ流フォーク習得』
まずは西武・渡辺監督流で新たな球種としてフォーク習得を目指す。現役時代、渡辺監督がフォークをマスターするため、眠る時も中指と人さし指にボールを挟んでいたとの情報を入手。自身も同じように、指でボールを挟んで寝ている。
底知れぬ潜在能力を秘めた左腕は今月中にも入団が内定する。東尾、渡辺久、工藤、松坂、
涌井-脈々と続く西武のエース列伝に、自らの名前も必ず刻むつもりだ。デイリースポーツ
