泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

学会の余韻

2012年09月13日 20時19分24秒 | 学会

気が付けば9月も半ば、ブログ投稿の間隔でもって月日の経つ早さを感じている「くりぼう」です。本日も当直の合間を縫っての投稿です。

 

以前の投稿でご紹介しました2年目の研修医ですが、先日の学会で無事デビューを果たしましたので、まずはそのご報告から。

発表時間5分という制約の中で、デビュー戦らしからぬ堂々たるパフォーマンスでした。症例報告といって、臨床の場で遭遇した珍しい疾患や病態を報告する口演ですので、なかなか万人共通の理解を得られにくいといいますか、想定外の質問が飛んで来たりすることも珍しくありません。演者が質問の回答に窮した場合に助け船を出す役割の我々にとっても、結構緊張感があるものです。

しかし当日は、私が少し補足的に発言する程度(それも蛇足だったかなと少し反省)の質疑応答で、つつがなく終了。共同演者である大学関係者にも、思わず安堵の表情が浮かびます。当の本人はどうかなと思ってチラッと見たら、一見ひょうひょうとしているようでもありましたが、やることはやったという充実感にも溢れていました。是非とも、次のステップへの土台にしていただきたいですね。発表の場が「泌尿器科学会」であることも願いつつ、ですが。

 

さて、もう一つの話題。これは前回投稿の続きになりますが、上司がオーストラリアの国際学会から無事帰国しました。そして先日、その上司からお土産を二ついただきました。一つはマカダミア入りチョコレート。もう一つは・・・カンガルージャーキー(!)。つまり、カンガルーの干し肉ですね。

見た目はビーフジャーキーと区別がつきません。しかし、たとえKangarooやJerkyの文字が読めなくても、「真実」すなわち箱に掛かれた愛らしいカンガルーの絵が「made in Australia」を表しているだけではない、カンガルー印のビーフジャーキーなんかでもないということは、幼稚園児の娘の目にも明らかでしょう。

あれこれ協議した結果、娘にはジャーキーのことは内緒にして、私ひとりで有難くいただくことといたしました。ビーフジャーキーより柔らかくて、甘くて、ちょっぴりスパイシーで、普通にビールが進みました。微妙な生臭さ(これは否定せず)が、人によってはクセになるかもしれません。

 

ちなみに、学会土産ということで多少の文献的考察を加えますと、カンガルージャーキーは体脂肪燃焼効果と筋肉増強効果のある共役リノール酸(通称CLA)が豊富だそうです。サプリメント以外の一般食品(カンガルーが「一般食品」かどうかに議論の余地を残しますが)では、含有率が最も多いらしいですよ。

 

今度の3連休、医局恒例の運動会が開催されますが、体脂肪燃焼、筋肉増強の成果が表れると嬉しいですね。次回、私以外の若手医局員に運動会の模様を投稿してもらい、私自身のパフォーマンスから、短期間でのCLAの効果について検証してみたいと思います。

スポーツの秋、学問の秋の到来ですね!


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