ヤツがいた
ちょっと気分転換するためにほっつき歩く土手道で何かの視線を感じる
水面が波だって正体が分かり難いが
俺様の目にはハッキリと見える
ヤツだ
ヤツだ去年は何度アイツにやられたか
遠征先でも囮をグシャグシャに咬み砕かれた
あの野郎
人を観察してるのか？
人を観察してるのか？
潜望鏡の真似して顔だけ出して
こちらが気付いてないと思ってるのか
意地になって何度もシャッター切るが…
しょせんスマホカメラ
ヤツの姿をネットで晒す事は出来ない
サイズ的には甲羅が尺にも満たない小型
おそらく囮を喰うヤツでは無いだろう
この水溜まりに居るなら迷惑にはならんし
見逃してやることにした
夕方近く
近所の釣具屋に行き
年券を購入した
今年の相模川水系は白い腕章
長年見てるが白いのは初めて見る気がする
今年の独自調査では
①数が少ない
②成長が遅くて小さい
③ヘドロ藻が大量発生
だったので
七月まで釣りにならないと結論付けた
しかし
中津川漁協のホームページに掲載された試験採補の報告は
下流域でも19センチ程度の個体が捕獲されて
例年にないほど順調に成育してるとか？
奇行師には年券買わないかも…
っと伝えた翌日に
いきなり年券を買ってしまった
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Sさんを六時に迎えに行って川原にトンボ返りして
バーベキュー場をセッティングしたらチョイと竿出して
（●＾o＾●）
夕方またSさん宅まで１往復
本格的な戦闘モードは七月からだからね～
解禁になれば川に向かう…
それが鮎師の性（さが）だ！