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クールかつコールド

2008-02-28 12:13:50 | 日常生活
ロス疑惑進展で注目「コールドケース」(スポーツニッポン) - goo ニュース

確かに自分も例の逮捕を知ったときに「コールドケースと同じだな」とは思いましたが、今頃このドラマに注目では
遅すぎますよ。そういう自分も、WOWOWに加入していないから、このドラマを本気で見始めたのは、AXNで始まった
つい最近なのですけど。

このドラマ「コールドケース」は、フィラデルフィアの殺人課に勤める、リリー・ラッシュという女性捜査官が、
相当昔に発生した事件の捜査で活躍するものです。殺人課の女性捜査官という点では「Closer」もそれに
当たりますが、あちらのジョンソン捜査官は(ちなみに舞台はロス市警)、尋問が得意で、かつキャリア相応、
年相応なかわいらしさを発揮していますが、ラッシュ捜査官は、感情を表に出すこともあまりありません。

アメリカでは第1級殺人には時効がないため、日本で似たような設定でのドラマを作ることは難しいですが、
タイトルの「コールド」というよりは、淡々と「クール」に展開する内容がいいです。

このドラマの特徴は、事件が起こった当時の流行曲と、当時の被害者、加害者、目撃者などと現在のそれを
オーバーラップさせながら(もちろん被害者は「現在」いないけど)見せていくところではないでしょうか。
これは、製作総指揮をジェリー・ブラッカイマーと共に勤める、ジョナサン・リットマンの真骨頂だと思います。

リットマンといえば、やはり捜査モノのドラマである「Without a Trace」の製作総指揮もしています。
このドラマでも、失踪者がその場にいたときの状況をオーバーラップさせながら、そして淡々とドラマが
進んでいきます。大きな違いといえば、「コールドケース」では、もはや事件発生から時間が相当
経過しているので、とにかく大過去へ遡り、綿密に原因を洗い出す一方、「Without a Trace」では、前提として、
殺されているのか生きているのか分からない失踪者を、小過去の段階からいろいろとヒントを見つけ出し、
失踪から48時間以内に失踪者を見つけ出さなければならない(時にはそれ以上の時間が掛かることもあるけど)
というハラハラ感です(時間的な縛りがある点では「24」と通じるものがあります)。

WITHOUT A TRACE/ FBI失踪者を追え! (セカンド・シーズン) コレクターズ・ボックス

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