メジャーリーグが開幕し40試合近く経過しました。シーズンの1/4は過ぎた格好になります。この時期になると、
そろそろ怪我人情報が相次ぐ時期でもあります。今朝はブリューワーズのセカンド、リッキー・ウィークスが
手首の怪我により今シーズンを棒に振るというニュースを知りました。そして夜帰宅したら、2人のスター選手の
怪我の情報が入りました。
Mets' Delgado to undergo hip surgery(MLB.com)
2007年は年中不調だったカルロス・デルガドは昨シーン、ようやくそれなりに納得できる成績を収めることが
できました(.271,38HR,115打点)。その調子の勢いで、春先のWBCではプエルトリコ代表として、かなり調子が
いいところを見せ付けていました。今年はデルガドが復活の年になりそうだと感じました。
今シーズン、各チーム主力の30歳代の選手が軒並み成績を悪くする中、デルガドは比較的踏ん張っていました。
しかしここ数試合で体の痛みを主張するようになり、試合を欠場するようになっていました。そこにきて、
でん部の怪我により今シーズンの復帰は不明、という状況となりました。でん部の怪我というと、MLB.comにも
書かれているように、ここのところスター選手の多くがこの怪我に悩まされています。チェイス・アトリーしかり、
マイク・ローウェルしかり、そしてあのアレックス・ロドリゲスしかり。ここに上げた選手たちはシーズンオフに
完治させたか、あるいはシーズン開幕後に復帰したかのどちらかになります。
しかしデルガドは不幸なことに、シーズン途中にでん部の手術のため戦列を離れざるを得なくなりました。
メッツ攻撃陣の格であり、そしてメジャーリーグの中でも屈指のまじめで仕事ができる選手でもあるデルガドが
シーズンの大半、あるいは今シーズンの残りすべて使えないとなると、メッツの打線の弱体化は否めませんし、
守備力もあるデルガドの代わりの一塁手をどうするかも問題となります。デルガド抜きで戦っていくメッツにとり、
ひとつ安心できることといえば、デビッド・ライトがチームの核となる準備が出来上がっていることでしょうか。
ライトはWBCでも勝ち気を前面に出してプレイしていました。ライトはメッツではデルガドの謙虚さとまじめさを
近くで見続けています。ライトはデルガドの姿勢を活かしつつ、メッツ内野陣と攻撃陣の中心となるべく
活躍していくことになりそうです。
Eric Chavez of Oakland Athletics has herniated disk; next back injury could end career(ESPN)
ERIC CHAVEZ CAREER IN CRISIS(San Francisco Chronicle)
デビッド・ライトが今のメジャーリーグの三塁手を代表する若手選手だとすれば、10年くらい前のライトのような
存在だったのが、エリック・チャベスだと思います。特に2001年から6年連続でゴールドグラブを獲得してきた
チャベスの守備力は、打点に換算したらどれくらいになるのでしょうか?(もちろん打撃もパワー打者では
ないけれども、確実性のある選手でした。それがアスレチックスの方針でもあるのですが)。
しかし2007年以降、チャベスの印象はアスレチックスの三塁手というイメージはきえてしまいました。その代わり、
残念なことにいつプレイしているのかわからない選手となってしまいました。チャベスは相手投手より自身の肩、
背中、腕などの怪我との戦いに費やされてきました。昨シーズンはたったの23試合にしか出場していません。
いつの間にか怪我人リスト(DL)のとりことなってしまったチャベスは、まもなく戦列に帰ってくる予定と
なっていますが、次にまた背中を痛めた場合、それはそのチャベスのメジャーリーガーとしてのキャリアの
終わりを意味するようです。
今年の12月で32歳になるチャベスがこのままで終わってしまう可能性が高いと考えるのはとても寂しい気がします。
チャベスも今の怪我の状況は当然わかっており、また10-15年はあると話していますが、残念ながら若かったころの
ような三塁での守備力を見ることはできないでしょう。今ですら脊椎がいまやボロボロの状態で、ある一部の
脊椎がダメになり治すことになれば、別の脊椎も治さなければならないほどなのです。しかも、医師団によれば、
その状況になるのももはや時間の問題と考えられています。
チャベスは今のヘルニアの状況を知った後、ビリー・ビーンGMと電話で話をし、まだ1年契約が残っているのに、
自分がアスレチックスに対していかに貢献できていないかというやりきれなさを打ち明けました。チャベスほどの
ハードにプレイをする選手がフィールドから去るかもしれないと考えるのはファンとしても辛いことでしょう。
しかしチャベスのタフネスさがアダとなってしまったのかと思うと、それもまた悲しいことです。三塁手がとても
熱いポジションとなった今のメジャーリーグにあって、西海岸の貧乏チームをプレイオフ常連にまで貢献してきた
エリック・チャベスという選手の活躍は少し早すぎたのかも知れません。そしてその去り際もまた早すぎるようです。
そろそろ怪我人情報が相次ぐ時期でもあります。今朝はブリューワーズのセカンド、リッキー・ウィークスが
手首の怪我により今シーズンを棒に振るというニュースを知りました。そして夜帰宅したら、2人のスター選手の
怪我の情報が入りました。
Mets' Delgado to undergo hip surgery(MLB.com)
2007年は年中不調だったカルロス・デルガドは昨シーン、ようやくそれなりに納得できる成績を収めることが
できました(.271,38HR,115打点)。その調子の勢いで、春先のWBCではプエルトリコ代表として、かなり調子が
いいところを見せ付けていました。今年はデルガドが復活の年になりそうだと感じました。
今シーズン、各チーム主力の30歳代の選手が軒並み成績を悪くする中、デルガドは比較的踏ん張っていました。
しかしここ数試合で体の痛みを主張するようになり、試合を欠場するようになっていました。そこにきて、
でん部の怪我により今シーズンの復帰は不明、という状況となりました。でん部の怪我というと、MLB.comにも
書かれているように、ここのところスター選手の多くがこの怪我に悩まされています。チェイス・アトリーしかり、
マイク・ローウェルしかり、そしてあのアレックス・ロドリゲスしかり。ここに上げた選手たちはシーズンオフに
完治させたか、あるいはシーズン開幕後に復帰したかのどちらかになります。
しかしデルガドは不幸なことに、シーズン途中にでん部の手術のため戦列を離れざるを得なくなりました。
メッツ攻撃陣の格であり、そしてメジャーリーグの中でも屈指のまじめで仕事ができる選手でもあるデルガドが
シーズンの大半、あるいは今シーズンの残りすべて使えないとなると、メッツの打線の弱体化は否めませんし、
守備力もあるデルガドの代わりの一塁手をどうするかも問題となります。デルガド抜きで戦っていくメッツにとり、
ひとつ安心できることといえば、デビッド・ライトがチームの核となる準備が出来上がっていることでしょうか。
ライトはWBCでも勝ち気を前面に出してプレイしていました。ライトはメッツではデルガドの謙虚さとまじめさを
近くで見続けています。ライトはデルガドの姿勢を活かしつつ、メッツ内野陣と攻撃陣の中心となるべく
活躍していくことになりそうです。
Eric Chavez of Oakland Athletics has herniated disk; next back injury could end career(ESPN)
ERIC CHAVEZ CAREER IN CRISIS(San Francisco Chronicle)
デビッド・ライトが今のメジャーリーグの三塁手を代表する若手選手だとすれば、10年くらい前のライトのような
存在だったのが、エリック・チャベスだと思います。特に2001年から6年連続でゴールドグラブを獲得してきた
チャベスの守備力は、打点に換算したらどれくらいになるのでしょうか?(もちろん打撃もパワー打者では
ないけれども、確実性のある選手でした。それがアスレチックスの方針でもあるのですが)。
しかし2007年以降、チャベスの印象はアスレチックスの三塁手というイメージはきえてしまいました。その代わり、
残念なことにいつプレイしているのかわからない選手となってしまいました。チャベスは相手投手より自身の肩、
背中、腕などの怪我との戦いに費やされてきました。昨シーズンはたったの23試合にしか出場していません。
いつの間にか怪我人リスト(DL)のとりことなってしまったチャベスは、まもなく戦列に帰ってくる予定と
なっていますが、次にまた背中を痛めた場合、それはそのチャベスのメジャーリーガーとしてのキャリアの
終わりを意味するようです。
今年の12月で32歳になるチャベスがこのままで終わってしまう可能性が高いと考えるのはとても寂しい気がします。
チャベスも今の怪我の状況は当然わかっており、また10-15年はあると話していますが、残念ながら若かったころの
ような三塁での守備力を見ることはできないでしょう。今ですら脊椎がいまやボロボロの状態で、ある一部の
脊椎がダメになり治すことになれば、別の脊椎も治さなければならないほどなのです。しかも、医師団によれば、
その状況になるのももはや時間の問題と考えられています。
チャベスは今のヘルニアの状況を知った後、ビリー・ビーンGMと電話で話をし、まだ1年契約が残っているのに、
自分がアスレチックスに対していかに貢献できていないかというやりきれなさを打ち明けました。チャベスほどの
ハードにプレイをする選手がフィールドから去るかもしれないと考えるのはファンとしても辛いことでしょう。
しかしチャベスのタフネスさがアダとなってしまったのかと思うと、それもまた悲しいことです。三塁手がとても
熱いポジションとなった今のメジャーリーグにあって、西海岸の貧乏チームをプレイオフ常連にまで貢献してきた
エリック・チャベスという選手の活躍は少し早すぎたのかも知れません。そしてその去り際もまた早すぎるようです。