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MLB clinches Japan Series with rout(MLB.com)
Howard taking Japan by storm(MLB.com)
金曜日の第1戦に続いて、飽きることなく第3戦も見に行ってきました。ひょっとしたらこの形式での日米野球を
観戦するのはこれが最後かもしれないのですが(某選手会長が主張するところには)、それにふさわしすぎるほど
メジャーリーグが大爆発した試合でした。
それでも、前半はエリック・ベダードがいきなり青木宣親に(この選手も今回のメンバーの中では高い人気を誇って
いました)ホームランを打たれた以外はものすごく静かな展開でした。ベダードもこの後四球を与えたりもしましたが、
シーズン中にこれくらい投げてくれたらと後悔するくらいにいいピッチングを展開しました。
それ以上によかったのが日本の先発だった小林宏之でした。4回までパーフェクト。メジャーリーグは全く歯が
立たない様子でしたし、2回打席に立って2回ともしっかり抑えられたジャーメイン・ダイも「打てないなぁ」という
空気を出しまくりでした。
しかし、5回に「ご存知」ライアン・ハワードがまたホームランかという2塁打を左中間に打ち込むと、メジャーリーグが
一気に勢いづきました。まさかジョー・マウアーのホームランを見るとは思わなかったですが、ちょうど自分の後ろに
座られていたご婦人が「打順が一回りして目が慣れたようですね」と話していたように、メジャーリーグの順応能力の
高さが証明された格好です。せっかく見ごたえのある先発投手が日本チームに出てきたと思ったのですが、"Hiroyuki"が、
MLB.comが書くところの"Horoyuki"になった瞬間でもあります。
アメリカがパワーゲームならば、6回表の日本は足で引っ掻き回そうとしていました。このあたりはメジャーリーグと
日本の野球の特徴が出ているなと思い、すごく興味深かったです。猛攻を仕掛けたいところで待っていたかのごとく、
日本チームの4番、小笠原道大のところに打順が回ってきます。小笠原はレフトに大飛球を打ち、もしかして!と思いましたが、
ジャック・ジョーンズの好守で犠牲フライに終わり、ドーム全体はため息。
6回裏にチェース・アトリーの激走とアンドリュー・ジョーンズの2ランで6-3にした後、日本がまた粘りを見せました。
そしてまたもやチャンスで小笠原の登場。ドームの中はこの日いちばんの見せ場を迎えましたが、残念ながらサードへ
ファールフライを打ち上げて、ある意味「万事休す」状態。恐らくこのあたりでテレビ中継も終わっていたはずです。
いや、MLBチームにとってはまだこの先がありました。2アウト1・2塁でハワードを迎えます。ここまではややあっさりと
一発を打ち、「ここがメジャーチームにとって山場!」というところはなかったのですが、6対4、まだ日本チームも
逆転可能な点差の中で、ハワードを迎えたわけです。しかしハワードはここが山場であることをわかっていました。
右中間にライナーで3ランHR。見ていた自分も思わず「いった~~っ!!」と叫んでしまいました。それぐらいに素晴らしい、
そして楔を打つホームランでした。これではまだ足りなかったのか、8回裏にはデビット・ライトが同じようなところへ
ソロHRを放ち、メジャーリーグのパワープレイは終わりました。
9回表、どうあがいても得点するだけでもやっとな日本チームは青木がヒットで出ました。1死後、小笠原がネクスト・
バッターズボックスで待つ中、福浦和也が4-6-3のダブルプレイで試合終了。おもしろいもので、接戦の間では、
チャンスに小笠原に回ってくるところ、大量点差になると小笠原の前で試合が終わってしまったのです。トボトボと
ベンチに引き上げる小笠原に対して、ファンが声援を送っていたのがまた印象的でした。
11対4と点差が付きましたがパワーで黙らせるメジャー、足で唸らせる日本という、対照的なプレイも楽しめたと
思います。しかし、日本の投手陣、特にリリーフ陣は日本チームに負けを与え、MLBに見せ場を与えました。とにかく、
ストライクが入らないから観客からブーイングが出る。ストライクが入ったと思ったら良くてヒット、最悪ホームラン。
メジャーのパワー、勝ちへの執念、そしてなすすべのない日本チームを見て、半ば堂々と辞退した日本側の選手は
何を思っているのでしょうか。
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金曜日の第1戦に続いて、飽きることなく第3戦も見に行ってきました。ひょっとしたらこの形式での日米野球を
観戦するのはこれが最後かもしれないのですが(某選手会長が主張するところには)、それにふさわしすぎるほど
メジャーリーグが大爆発した試合でした。
それでも、前半はエリック・ベダードがいきなり青木宣親に(この選手も今回のメンバーの中では高い人気を誇って
いました)ホームランを打たれた以外はものすごく静かな展開でした。ベダードもこの後四球を与えたりもしましたが、
シーズン中にこれくらい投げてくれたらと後悔するくらいにいいピッチングを展開しました。
それ以上によかったのが日本の先発だった小林宏之でした。4回までパーフェクト。メジャーリーグは全く歯が
立たない様子でしたし、2回打席に立って2回ともしっかり抑えられたジャーメイン・ダイも「打てないなぁ」という
空気を出しまくりでした。
しかし、5回に「ご存知」ライアン・ハワードがまたホームランかという2塁打を左中間に打ち込むと、メジャーリーグが
一気に勢いづきました。まさかジョー・マウアーのホームランを見るとは思わなかったですが、ちょうど自分の後ろに
座られていたご婦人が「打順が一回りして目が慣れたようですね」と話していたように、メジャーリーグの順応能力の
高さが証明された格好です。せっかく見ごたえのある先発投手が日本チームに出てきたと思ったのですが、"Hiroyuki"が、
MLB.comが書くところの"Horoyuki"になった瞬間でもあります。
アメリカがパワーゲームならば、6回表の日本は足で引っ掻き回そうとしていました。このあたりはメジャーリーグと
日本の野球の特徴が出ているなと思い、すごく興味深かったです。猛攻を仕掛けたいところで待っていたかのごとく、
日本チームの4番、小笠原道大のところに打順が回ってきます。小笠原はレフトに大飛球を打ち、もしかして!と思いましたが、
ジャック・ジョーンズの好守で犠牲フライに終わり、ドーム全体はため息。
6回裏にチェース・アトリーの激走とアンドリュー・ジョーンズの2ランで6-3にした後、日本がまた粘りを見せました。
そしてまたもやチャンスで小笠原の登場。ドームの中はこの日いちばんの見せ場を迎えましたが、残念ながらサードへ
ファールフライを打ち上げて、ある意味「万事休す」状態。恐らくこのあたりでテレビ中継も終わっていたはずです。
いや、MLBチームにとってはまだこの先がありました。2アウト1・2塁でハワードを迎えます。ここまではややあっさりと
一発を打ち、「ここがメジャーチームにとって山場!」というところはなかったのですが、6対4、まだ日本チームも
逆転可能な点差の中で、ハワードを迎えたわけです。しかしハワードはここが山場であることをわかっていました。
右中間にライナーで3ランHR。見ていた自分も思わず「いった~~っ!!」と叫んでしまいました。それぐらいに素晴らしい、
そして楔を打つホームランでした。これではまだ足りなかったのか、8回裏にはデビット・ライトが同じようなところへ
ソロHRを放ち、メジャーリーグのパワープレイは終わりました。
9回表、どうあがいても得点するだけでもやっとな日本チームは青木がヒットで出ました。1死後、小笠原がネクスト・
バッターズボックスで待つ中、福浦和也が4-6-3のダブルプレイで試合終了。おもしろいもので、接戦の間では、
チャンスに小笠原に回ってくるところ、大量点差になると小笠原の前で試合が終わってしまったのです。トボトボと
ベンチに引き上げる小笠原に対して、ファンが声援を送っていたのがまた印象的でした。
11対4と点差が付きましたがパワーで黙らせるメジャー、足で唸らせる日本という、対照的なプレイも楽しめたと
思います。しかし、日本の投手陣、特にリリーフ陣は日本チームに負けを与え、MLBに見せ場を与えました。とにかく、
ストライクが入らないから観客からブーイングが出る。ストライクが入ったと思ったら良くてヒット、最悪ホームラン。
メジャーのパワー、勝ちへの執念、そしてなすすべのない日本チームを見て、半ば堂々と辞退した日本側の選手は
何を思っているのでしょうか。