カブスでエースと主砲内輪もめ!乱闘寸前に(スポーツニッポン) - goo ニュース
Big Z suspended indefinitely after tirade (MLB.com)
Action must back temperate words on Zambrano (Chicagosports.com)
Chicago White Sox general manager Ken Williams discusses Ozzie Guillen's dinner with Carlos Zambrano ( ESPN Chicago.com)
USセルラーフィールドでの2010年シーズン「ウィンディシティ・シリーズ」第4戦、カブスはホワイトソックス先発の
ジェイク・ピーヴィーを打ち崩すことができず完封負けを喫しました。一方で、カブス先発のカルロス・ザンブラーノは
ダッグアウト内でベンチの輪を打ち崩し、そしてその場で帰宅を命じられました。
Cubs @ White Sox - 6/25/2010 - Carlos Zambrano Meltdown
ザンブラーノは、1回裏から外野へ抜けるゴロの当たりに対し、内野手が飛び込んで取ろうとしないことでイライラを
募らせていました。特に、1塁手のゴールド・グラバーでもあるデリック・リーが怠慢だったことが油に火を注いだと
思われます(ザンブラーノにはそう見えたのでしょう)。その怒りを抑えきれないまま投球を続けてしまったから、
カルロス・クウェンティンにホームランを打たれました(つまり、このホームランは自分の責任ではない、ということを
言いたかったのでしょう)。その後は何とか抑えたザンブラーノは、ダッグアウトに戻るやいなや怒鳴りちらし、
「犯人」のリーに対してものすごい剣幕で文句を言い出します。真面目で温厚なリーですら、これには相当頭に来たと
思われます。
ルー・ピネラ監督がすかさずふたりの間に体を入れてそれ以上の大火災になることを抑えました(残念ながら外では、
カブスの新たな騒動だと認識されてしまいましたが)。退場を命じられても、審判に対して抗議を言う姿が代名詞だった
ピネラにとっても、なぜ自分がこんなことをしなければならないのか、なぜ自分たちの選手はこんなことをしているのかと
思っていたことでしょう。
ザンブラーノが暴れるのはもはや珍しいことではありません。2007年には当時のレギュラー捕手マイケル・バレットと
ダッグアウト内で揉み合いになりましたし、それ以外にも数々の不和、あるいは審判への抗議も数しれません。
その一方で、ザンブラーノがカブスの先発の柱でいなければ、カブス全体が回っていかないことも事実でした。
今回の一件でザンブラーノはその人間性に対して全く成長が見られないことが明らかになりました。もしかしたら、
ザンブラーノが暴れた理由には、この試合よりもっと前からの伏線があったのかもしれませんが、だとしたら、
そのことを試合前に話し合うなどで解決を図るべきでした。はっきり言ってしまえば、言葉による意思疎通が
欠けているのです。だから小さい子供のように暴れまわることでしか自分の気持ちを主張できなくたのでしょう。
もはや、よくあるザンブラーノの炎上に対しても、チームから出される言葉も、
His conduct was not acceptable, His actions toward his teammates and staff were not acceptable.
という、よくあるコメントに終始する他なくなりました。ただし、今回は無期限出場停止というキツイお灸も一緒です。
いずれにしても、フロント陣もメディアもファンも、「またか」と呆れ返っているはずです。
もう誰もザンブラーノへ手を差し伸べることはないのか、と思っていたところ、何と相手チーム、ホワイトソックスの
カルロス・ギーエン監督がその日の夜のザンブラーノを食事に誘ったそうです。チームの対応に驚き不快感を
示していたザンブラーノに対し、ギーエン監督は次のようなことを話したそうです。
I told him what to do. ... 'Face it like a man. Don't turn your back on this problem.
Face it like a man and move on.' What are they going to do, trade him, release him, suspend him.
At least when you face it like a man and admit you were wrong, everything moves on. He didn't
kill anybody. We cannot criticize this kid for that. That's the way he is. Carlos has his own way.
That's the intensity this kid brings.
自分と向き合い、その行いの間違いを認めれば、全てが動き出す。ギーエンの言うとおりなのかもしれません。
同時に、ザンブラーノは敵チーム、それも同じ都市の南側にあるチームの監督がこのように話を聞いてくれたことを
感謝すべきでしょう。これだけですべてが変わるとは思いませんが、これを契機にザンブラーノが成長しようと
決意しなければ、誰からも見放されるはずです。
まぁそこまでギーエンが言うのであれば、仮にザンブラーノがカブスを追われる事態になったら、ホワイトソックスで
引きとってもらえばいいのではないでしょうか。
Big Z suspended indefinitely after tirade (MLB.com)
Action must back temperate words on Zambrano (Chicagosports.com)
Chicago White Sox general manager Ken Williams discusses Ozzie Guillen's dinner with Carlos Zambrano ( ESPN Chicago.com)
USセルラーフィールドでの2010年シーズン「ウィンディシティ・シリーズ」第4戦、カブスはホワイトソックス先発の
ジェイク・ピーヴィーを打ち崩すことができず完封負けを喫しました。一方で、カブス先発のカルロス・ザンブラーノは
ダッグアウト内でベンチの輪を打ち崩し、そしてその場で帰宅を命じられました。
Cubs @ White Sox - 6/25/2010 - Carlos Zambrano Meltdown
ザンブラーノは、1回裏から外野へ抜けるゴロの当たりに対し、内野手が飛び込んで取ろうとしないことでイライラを
募らせていました。特に、1塁手のゴールド・グラバーでもあるデリック・リーが怠慢だったことが油に火を注いだと
思われます(ザンブラーノにはそう見えたのでしょう)。その怒りを抑えきれないまま投球を続けてしまったから、
カルロス・クウェンティンにホームランを打たれました(つまり、このホームランは自分の責任ではない、ということを
言いたかったのでしょう)。その後は何とか抑えたザンブラーノは、ダッグアウトに戻るやいなや怒鳴りちらし、
「犯人」のリーに対してものすごい剣幕で文句を言い出します。真面目で温厚なリーですら、これには相当頭に来たと
思われます。
ルー・ピネラ監督がすかさずふたりの間に体を入れてそれ以上の大火災になることを抑えました(残念ながら外では、
カブスの新たな騒動だと認識されてしまいましたが)。退場を命じられても、審判に対して抗議を言う姿が代名詞だった
ピネラにとっても、なぜ自分がこんなことをしなければならないのか、なぜ自分たちの選手はこんなことをしているのかと
思っていたことでしょう。
ザンブラーノが暴れるのはもはや珍しいことではありません。2007年には当時のレギュラー捕手マイケル・バレットと
ダッグアウト内で揉み合いになりましたし、それ以外にも数々の不和、あるいは審判への抗議も数しれません。
その一方で、ザンブラーノがカブスの先発の柱でいなければ、カブス全体が回っていかないことも事実でした。
今回の一件でザンブラーノはその人間性に対して全く成長が見られないことが明らかになりました。もしかしたら、
ザンブラーノが暴れた理由には、この試合よりもっと前からの伏線があったのかもしれませんが、だとしたら、
そのことを試合前に話し合うなどで解決を図るべきでした。はっきり言ってしまえば、言葉による意思疎通が
欠けているのです。だから小さい子供のように暴れまわることでしか自分の気持ちを主張できなくたのでしょう。
もはや、よくあるザンブラーノの炎上に対しても、チームから出される言葉も、
His conduct was not acceptable, His actions toward his teammates and staff were not acceptable.
という、よくあるコメントに終始する他なくなりました。ただし、今回は無期限出場停止というキツイお灸も一緒です。
いずれにしても、フロント陣もメディアもファンも、「またか」と呆れ返っているはずです。
もう誰もザンブラーノへ手を差し伸べることはないのか、と思っていたところ、何と相手チーム、ホワイトソックスの
カルロス・ギーエン監督がその日の夜のザンブラーノを食事に誘ったそうです。チームの対応に驚き不快感を
示していたザンブラーノに対し、ギーエン監督は次のようなことを話したそうです。
I told him what to do. ... 'Face it like a man. Don't turn your back on this problem.
Face it like a man and move on.' What are they going to do, trade him, release him, suspend him.
At least when you face it like a man and admit you were wrong, everything moves on. He didn't
kill anybody. We cannot criticize this kid for that. That's the way he is. Carlos has his own way.
That's the intensity this kid brings.
自分と向き合い、その行いの間違いを認めれば、全てが動き出す。ギーエンの言うとおりなのかもしれません。
同時に、ザンブラーノは敵チーム、それも同じ都市の南側にあるチームの監督がこのように話を聞いてくれたことを
感謝すべきでしょう。これだけですべてが変わるとは思いませんが、これを契機にザンブラーノが成長しようと
決意しなければ、誰からも見放されるはずです。
まぁそこまでギーエンが言うのであれば、仮にザンブラーノがカブスを追われる事態になったら、ホワイトソックスで
引きとってもらえばいいのではないでしょうか。