MLB=ワールドシリーズ開幕、カージナルスが先勝(ロイター) - goo ニュース
Rookie Reyes delivers Game 1 victory(MLB.com)
Reyes announces arrival on big stage(SI.com)
Cards GM: All-Star game advantage is wrong(FOX Sports)
今年もまたワールドシリーズが開幕しました。毎日がネタばれ禁止の1週間(のはず)が始まったわけです。
今年も毎試合追っかけて、その中での印象を書いていきます(録画に失敗しなければ)。
第1戦は「ルーキー先発対決」という振れ込みがありました。しかしパワーの源がチョコバーだと言われる
ジャスティン・ヴァーランダーはアメリカンリーグの新人王レースでも先頭を走るルーキーである一方、
アンソニー・レイエスは半年前にはワールドシリーズ第1戦の先発投手になっているとは思っていなかったはずです。
真のエース、マーク・マルダーが怪我で戦線を離れたため、その穴を埋めるべくメジャーに昇格しました。
ただでさえタイガース有利、それも第1戦の先発が新人にして実績十分な投手相手となれば、レイエスと
カーディナルスはいきなり劣勢と思われても仕方ないでしょう。
しかし、カーディナルスを勝利に導いたのはそのレイエスでした。1回裏には連打を浴びましたが、その後の
レイエスは見事なまでのピッチングでタイガース打線を完全に黙らせました。スコット・ローレンはレイエスを見て、
「マウンドでの立ち振る舞い、投球時の自信が最も印象深かった」と語っています。レイエスは8回まで投げ、
チームを勝利に導いただけではなく、ギリギリの投手陣のやりくりで頭を悩ますカーディナルスとそのブルペンに
安らぎを与えることができました。
それに刺激を受けたわけではないでしょうが、ワールドシリーズで15打数ノーヒットだったローレンが
2回表にレフトへ一発打つと、3回にはクリス・ダンカンがデトロイトのファンが黙り込んでしまう長打と、
すぐ後にアルバート・プーホールズがファンを早くも諦めさせるホームランを放ち、レイエスを後押ししました。
しかし、ヴァーランダーが崩れた(というよりボールが全体的に高かった)のはこのイニングだけだったように
思えます。このまま行けば第5戦にもこの2人が対決する可能性が高いですが、ヴァーランダーは3回以外の
ピッチングができれば大丈夫でしょう。ワールドシリーズが終わったかのような気分になることはないです。
ここはイヴァン・ロドリゲスが若い先発投手に檄を入れる番です。
カーディナルスは、2年前もNLCSを第7戦まで行い、リーグ優勝を決めましたが、そのときは翌朝まで優勝の
美酒に酔いしれていたそうです(このときはセントルイスが最終戦だった)。しかし今回はそのときの教訓を
得たのか、トニー・ラルーサはニューヨークで第7戦を勝利で収めた後でも、軽くお祭りして、選手たちにはサッサと
ワールドシリーズモードに切り替えさせました。今年のカーディナルスは、ポストシーズンにおいては常に
アドバンテージを相手に与えられた状態から始めているので、WS第1戦でリードを奪ったのは小さくないと思います。
この1勝はナショナルリーグにとってもWSで3年越しの勝利となります。逆に休み明けのタイガースは、今日の1戦を
悪く言ってしまえば実戦の感を戻すためのリハビリ程度に考えて、明日のケニー・ロジャーズの技と闘志に
掛けたいところでしょう。
Rookie Reyes delivers Game 1 victory(MLB.com)
Reyes announces arrival on big stage(SI.com)
Cards GM: All-Star game advantage is wrong(FOX Sports)
今年もまたワールドシリーズが開幕しました。毎日がネタばれ禁止の1週間(のはず)が始まったわけです。
今年も毎試合追っかけて、その中での印象を書いていきます(録画に失敗しなければ)。
第1戦は「ルーキー先発対決」という振れ込みがありました。しかしパワーの源がチョコバーだと言われる
ジャスティン・ヴァーランダーはアメリカンリーグの新人王レースでも先頭を走るルーキーである一方、
アンソニー・レイエスは半年前にはワールドシリーズ第1戦の先発投手になっているとは思っていなかったはずです。
真のエース、マーク・マルダーが怪我で戦線を離れたため、その穴を埋めるべくメジャーに昇格しました。
ただでさえタイガース有利、それも第1戦の先発が新人にして実績十分な投手相手となれば、レイエスと
カーディナルスはいきなり劣勢と思われても仕方ないでしょう。
しかし、カーディナルスを勝利に導いたのはそのレイエスでした。1回裏には連打を浴びましたが、その後の
レイエスは見事なまでのピッチングでタイガース打線を完全に黙らせました。スコット・ローレンはレイエスを見て、
「マウンドでの立ち振る舞い、投球時の自信が最も印象深かった」と語っています。レイエスは8回まで投げ、
チームを勝利に導いただけではなく、ギリギリの投手陣のやりくりで頭を悩ますカーディナルスとそのブルペンに
安らぎを与えることができました。
それに刺激を受けたわけではないでしょうが、ワールドシリーズで15打数ノーヒットだったローレンが
2回表にレフトへ一発打つと、3回にはクリス・ダンカンがデトロイトのファンが黙り込んでしまう長打と、
すぐ後にアルバート・プーホールズがファンを早くも諦めさせるホームランを放ち、レイエスを後押ししました。
しかし、ヴァーランダーが崩れた(というよりボールが全体的に高かった)のはこのイニングだけだったように
思えます。このまま行けば第5戦にもこの2人が対決する可能性が高いですが、ヴァーランダーは3回以外の
ピッチングができれば大丈夫でしょう。ワールドシリーズが終わったかのような気分になることはないです。
ここはイヴァン・ロドリゲスが若い先発投手に檄を入れる番です。
カーディナルスは、2年前もNLCSを第7戦まで行い、リーグ優勝を決めましたが、そのときは翌朝まで優勝の
美酒に酔いしれていたそうです(このときはセントルイスが最終戦だった)。しかし今回はそのときの教訓を
得たのか、トニー・ラルーサはニューヨークで第7戦を勝利で収めた後でも、軽くお祭りして、選手たちにはサッサと
ワールドシリーズモードに切り替えさせました。今年のカーディナルスは、ポストシーズンにおいては常に
アドバンテージを相手に与えられた状態から始めているので、WS第1戦でリードを奪ったのは小さくないと思います。
この1勝はナショナルリーグにとってもWSで3年越しの勝利となります。逆に休み明けのタイガースは、今日の1戦を
悪く言ってしまえば実戦の感を戻すためのリハビリ程度に考えて、明日のケニー・ロジャーズの技と闘志に
掛けたいところでしょう。